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2014/03/27

■「一つの見方」に方向付けられてしまうとなかなか抜け出せない

いつの間にか「一つの見方」や「一つの考え方」に方向付けられてしまうと、そこからなかなか抜け出せない(マスコミは、そのことに大きな責任がありますが)。
最近、読んだ品川正治さんの「激突の時代」に出てくる文章です。 とりわけ同質性の高い日本の場合は、一つの見方が継続されやすいように思います。

その一つの例が、前にも書いた二酸化炭素地球温暖化説だろうと思います。
先日、発表されたIPCC報告書に関して、日本のマスコミの報道姿勢は変わっていません。
さすがにNHKのニュースには出てきませんでしたが、某民放では北極の氷が崩れ落ちる映像が相変わらず流れていました。
二酸化炭素地球温暖化説が、どれほど経済市場(一部の人への金銭利益)を生み出したかを考えると、腹立たしくなりますが、今もってなお日本のマスコミは姿勢を変えていないようです。

二酸化炭素地球温暖化説が正しいかどうかは確証がありません。
IPCCの主張は、あくまでも「一つの見方」です。
しかし、それを否定する事実の報道が少ないのが気になっています。
IPCCの報告書の内容も、修正が繰り返されています。
それもあまり報道されていないため、いまも太平洋上の小さな小国が水没の危機にあると思っている人も多いでしょう。

二酸化炭素地球温暖化説に否定的な2冊の本を紹介したいと思います。
まずは赤祖父俊一さんの『正しく知る地球温暖化』(誠文堂新光社 2008)です。
その本の要旨は次の2点です。

①現在進行中の温暖化の大部分(約6分の5)は地球の自然変動(現在は小氷河期からの回復期)によるものであり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約6分の1程度である可能性が高い。
②地球で炭酸ガスが急激に増加し始めたのは1946年頃だが、温暖化は1800年前後から現在まで連続的に進行している。
③地球温暖化対策は、原因の種類によって異なるはずである。自然変動の部分が大きいので、対策は自然変動に順応することを第一とすべきである。

もう一人、クライメートゲート事件を日本に詳しく紹介してくれた渡辺正さんの『「地球温暖化」神話』(丸善出版 2012)には、こんな記述(一部表現を変更)があります。

・京都議定書以来、2010年度までの7年間で、ほぼ20兆円が、「二酸化炭素排出を減らすため」に使われました。そのうち3~4兆円くらいは、研究や技術開発をする人々が受けとりました。いまも省庁は競うように研究を公募します。
・20兆円とは、どれほどのお金なのか? 東日本大震災の被害総額は約17兆円でした。
・しかし、その20兆円は、CO2排出を減らした形跡はありません。

渡辺さんの本にはこんなことも書かれています。

人々は「温暖」という言葉をプラスのイメージで使ってきた。けれど1980年代のいつか誰かが、温暖は「悪いこと」だといい始めた。

一つの見方に呪縛されると世界の見え方が変わってくるようです。

冒頭に引用した文章につづけて、品川さんはこう書いています。
全く同感です。

「人の立場」、「人が生活する立場」、つまり、「人間の眼」で見る・考えることに徹すれば、人間社会に調和した「解答」に達するでしょう。
品川さんの言葉に共感します。

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