■手賀沼終末処理場
前の記事に続いて、もうひとつ、私の住んでいる地域で起こっている話を書きます。
昨日の朝日新聞の夕刊の1面は、いずれも私の住んでいる地域に関連した話題でした。
一つは、柏の連続殺傷事件の犯人逮捕ですが、トップ記事は、「行き場失う汚染ごみ」という見出しで、首都圏で発生した放射能汚染廃棄物の最終処分場が決まらないために、一時的な置き場からの撤去を求める住民訴訟が起こっているという話です。
私が住んでいる我孫子市を含む千葉県北西地域は、いわゆるホットスポットで、汚染されたごみの焼却によって出される高レベルの焼却灰問題がどんどんたまっています。
国による最終処分場が決まるまで、我孫子市と印西市の境にある「手賀沼終末処理場」に「高レベル焼却灰の一時保管」ができ、一昨年末から搬入が始まりました。
我孫子市でも反対運動が起こっています。
これに関して、私は複雑な思いを持っています。
搬入を拒む運動もあり、私の知人も参加していますが、私は参加する気にはなれません。
これまで原発の恩恵を受けていたことを忘れるわけにはいかないからです。
事故が起こってから大騒ぎするのであれば、最初から原発に反対しておくべきだったのです。
以前も書きましたが、原発事故が起きた以上は、その被害は極力避ける努力はすべきですが、受け容れる責務もあると思うのです。
従容として受け入れることも、時に必要だと思っています。
私たちは、もはや被曝からは逃げられないのですから。
それがいやなら、反原発のデモに行くにがいいでしょう。
アベノミクスに踊らされるのもやめたほうがいい。
人はそんなに都合よく、良いとこどりはできないのです。
この話は、前の記事につながっています。
念のため。
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