■「猫も杓子も捏造」社会
袴田事件に関しては、検察側はまだ再審を止めたいという動きが報じられています。
ここまで事実が共有されてもまだ、組織を守ろうとする検察とはいったい何なのでしょうか。
言うまでもありませんが、検察は本質的に暴力集団ですから、暴走を止める仕組みがないと恐ろしい組織になります。
日本では、韓国と違って、「違憲判決」が出ても、かつて田母神さんがそうだったように、権力者は、当然のように無視します。
私には、それは犯罪行為だと思いますが、そう思う人はいないようです。
権力の暴走をとめるはずの法が、むしろ権力の暴走のための道具になっているような気さえしてしまいます。
そして、そうした「権力に飼われた犯罪者」を増やしているのではないかと、「被害妄想」に陥りそうになります。。
ところで、最近、「捏造」がブームのようです。
袴田事件の証拠材料は捏造らしいですし、STAP細胞も捏造らしいです。
特捜が起こした裁判でも捏造がかなり報じられました。
原発関連でも捏造が少なくありません。
しかも、そうした「捏造」があまり厳しく罰せられません。
そのせいか、最近の日本社会は、まるで「1億総捏造社会」のような感じです。
もし袴田裁判での検察の捏造が事実ならば、捏造に関わった人は裁判にかけてほしいものです。
司法界の人は、権力側の論理で行動している限り、あまり裁かれる側には立ちませんが、今のような状況では、「人民裁判」でもしてほしくなりそうです。
権力の陰に隠れた犯罪者を許す風潮は世界の常かもしれませんが、あまりの行きすぎは恐ろしい結果を生むでしょう。
厚労省の村木さんも、何か一言ぐらいコメントしてほしいものです。
そうしたことがないために、捏造行動はどんどん広がっています。
マスコミの捏造も、許すべきではないでしょう。
猫も杓子も捏造、と言うような社会にはあまり住みたくありません。
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