■会社人から社会人への、次の生き方
勤務していた会社を辞めてからまもなく満25年です。
私が会社を辞めた経緯は、ある雑誌に書いた記事に書いてありますが、会社勤務が四半世紀になるのを機に、会社人から社会人へと生き方を変えるためでした。
人生80年とすれば、多くの人の人生には3つの四半世紀(25年間)があります。
私の場合、人生の第1期、つまり最初の四半世紀は、大学を卒業するまでの22年間と少し短かったですが、「社会に育てられる生き方」でした。
そして、第2期の25年間は、東レという会社で仕事をさせてもらいました。
つまり、「会社人として」生きていたわけです。
東レという会社の自由闊達な文化に支えられて、とても楽しい25年間でした。
そして、25年間が終わった翌日に会社を退社し、それまでとは違った「社会人」としての第3期の生き方を選びました。
翌日参加したのが、地元で起こっていた住民活動の集まりでした。
会社にいた頃とは全く違った世界は、実に刺激的でしたが、今月末で、その第3期が完了するのです。
第2期から第3期への以降の体験(全くの準備なしで苦労しました)を踏まえて、第3期が15年ほど過ぎたところで、少し生き方を見直し、もしかしたら「あるであろう」第4期の生き方の準備を始めようと思って行動を起こしだした矢先に、妻の進行性胃がんが発見されました。
その時点で、私の生き方は大きく変わってしまいましたが、「社会人」として生きる基本は、かろうじて継続できました。
友人知人に支えられたおかげです。
そして、このみんなに支えられることそのものが、私が目指した「社会人の生き方」でした。
しかし、その第3期も間もなく終わります。
さてどうするか。
一番簡単なのは、自分の世界に埋没することです。
幸いに自宅があり、年金を毎月15万円もらっていますので、付き合いを最小限にし、活動をやめれば、生活はできるでしょう。
病気になったら、素直にそれに従えば、医療費もさほどかからないでしょう。
しかし、たぶんそういうことにはならないでしょう。
妻がいなくなったことが、その大きな理由ですが、世界が見えてくると、そう簡単には自分の世界に引きこもるわけにはいかなくなります。
もう少し考えたいと思っています。
ちなみに、私の寿命に関しては、2つの説があります。
20年ほど前にある占い師が93歳と占ってくれました。
しかし、わが家の10年ルールだとあと3年半です。
さて、どちらが正しいでしょうか。
後者だとしたら、長い第3四半期になって、第4四半期は私にはないかもしれません。
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