■節子への挽歌2382:コートを着ないで出かけてしまいました
節子
今日は家を出る時、暖かだったので、コートも着ないで出かけてきてしまいました。
しかしあんまりあったかくなりません。
それに今夜は、夜の集まりがあり、帰宅は遅くなりそうです。
せっかく治った風邪が戻ってこなければいいのですが。
こういうミスは、あいかわらず年中やっています。
つまり先のことを考えて行動していないということです。
娘からは、思いつき、行き当たりばったりの生き方を改めろと言われていますが、なかなか直りません。
困ったものです。
先のことを考えずに、その時、良いと思ったことをするのが素直な生き方だと、私はどこかで思っています。
これは子ども時代からのような気がします。
節子がいる時には、こうした生き方でも不都合はなかったのですが、節子がいなくなってからは、どうもそのマイナス面が強くなってきているようです。
なぜでしょうか。
娘は、節子がその分、苦労していたんだよといいますが、節子はたぶん、あんまり気にもしていなかったでしょう。
いや、そう思うのは私だけで、ほんとは節子はいろいろと気づかって、私をカバーしていたのでしょうか。
いなくなって初めて、ありがたさがわかるのかもしれません。
まあ困ったことが起これば、2人で知恵を出し合えば、どうにかなったような気がします。
1人で生きるのと2人で生きるのは、まったく違うような気がします。
さてあんまり寒くならないうちに、今夜の会場に行きましょう。
早く行ってもいいでしょうかと電話したら、部屋をあっためておきますと言ってくれました。
手伝うことがあれば、手伝いますよ、とも。
みんな親切ですね。
その言葉で、少しあったかくなりました。
さてお言葉に甘えて、そろそろ出かけましょう。
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