■節子への挽歌2408:農園が少しずつ復活してきています
節子
わが家の農園も少しずつ「畑らしく」なってきました。
まあ、ほんとに少しずつですが。
写真は1週間前のものですが、きゅうりとトマトとなすを植えています。
今日は、そのとなりに大根のタネを蒔いてきました。
ちょっと古いタネなので、芽が出るといいのですが。
なにしろ空いている宅地を利用しての畑なので、大変です。
節子の時代に、苦労して土壌を良くしてきましたが、節子が農園をできなくなってから放置していたため、また笹が全面を覆ってしまったのです。
2年かけて、何とか笹を抑制してきましたが、根が張り巡っているので、大変です。
その上、放射性汚染のために、表土をかなり削除しました。
だからまさにまた開墾作業をつづけています。
節子は一時期、ピーナッツを植えました。
初めて生のピーナッツを茹でて食べましたが、とても美味しかった。
でも今は、放射性汚染の関係で、土中に生えるピーナッツはちょっと抵抗があります。
大根も迷ったのですが、まあ植えてしまいました。
畑作業はそれなりに大変です。
前にも書きましたが、誰かと一緒にやるとゆっくりと話しながらできるので楽しいのですが、一人だともくもくと作業するという感じで、すぐ疲れてしまいます。
畑にじかに腰を下ろして、休み休みの作業ですが、私は一人で何かを黙々とやるのが苦手なので、すぐ飽きてしまいます。
座り込んで、掘り返した土を見ていると、それなりに面白いのですが、やはり一人では長続きしません。
不思議なもので、節子と一緒だった時には、何であんなに畑作業が楽しかったのでしょうか。それは別に畑作業に限ったことではありません。
どんな退屈なことも、節子と一緒だと楽しかったのかもしれません。
いまは何をやっても、楽しくはありません。
困ったものです。
道沿いは節子の構想では、散歩する人たちのための花畑です。
しかし、道沿いは斜面なのと笹の根が広がっているので、整地が遅れています。
昨年は、中途半端なまま、ひまわりと百日草の種を蒔いたのですが、全滅でした。
今年は、がんばって夏までには花畑にしようと思います。
苗は高いので、庭のプランターに花の種を蒔きました。
うまくいくといいのですが。
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