■節子への挽歌2400:怠惰な1日
節子
今日は昨日の予告通り、自宅でゆったりとしました。
ゆったりとしたという意味は、何もしないという意味ではなく、思うがままに過ごしたと言うことです。
午前中は娘たちにも応援してもらって、畑仕事をしました。
荒れ放題だった荒地農場が、少しだけ整地され、そこにトマトときゅうりと茄子を植えました。
節子がいたらもっといろいろと植えたでしょうが、私一人でケアするのはこれが限度かもしれません。
しかし耕した面積はまだかなり残っていますので、もう少し何かを植えようと思います。
畑仕事を手伝ってもらったお礼に、最近、食べていないうなぎをご馳走しようと思ったら、なぜかみんなカレーが食べたいと言い出しました。
私が最近かなり貧乏なのを気遣ってくれたのでしょうか。
それで、ハリオンという近くのネパールカレーのお店に行きました。
このお店は、美味しい上にとても安いのです。
特に昼間は、夜の料金の半額です。
今日はなんとかセットというのを食べましたが、カレーは2種類選べて、ナンとライス、スープとサラダ、デザートヨーグルトと飲み物までついているのです。
さらにネパール風の餃子のようなものや豆でできたせんべいまでついていました。
それで1000円です。
どう考えても安すぎます。
でもそれでやっていけるのでしょう。
働いているのはみんなネパールの人のようですが、みんなとても明るいです。
やはり日本人は、生き方や働き方を間違っているような気がします。
話がおかしな方向に進んでいますが、まあ気持ちのよい昼食でした。
帰宅したら、早速、電話が入りました。
でもまあそれは早々に切り上げ、昨日再放映された英国のテレビドラマ「シャーロック」を見ました。
これはもう数回見ていますが、筋書きではなく、シーンごとの面白さを味わえます。
ついでにこれも録画していた韓国歴史ドラマ「テジジョン」もまとめて見ました。
夕方、週に何回か届くはがきツイッターが届きました。
箱根で俗世間の汚れを洗い落としてすっきりしましたかと書かれていました。
あんまりすっきりしていません。
今日は、壊れてしまっているホームページを直そうかと思っていましたが、そこまでたどりつきません。
そのため、明日も、もう1日、在宅でのんびりと過ごそうかと思い出しています。
人は限りなく怠惰になれるものです。
そういえば、これは節子のいる時から気づいていたことです。
節子がいない今、怠惰になることの恐ろしさも知っていますので、いささかの躊躇はありますが、まあいいでしょう。
でも、何か、とても大切なことを忘れているような気がしてはいるのですが。
困ったものです。
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コメント
佐藤様 こんにちは
いろんな心の葛藤が、佐藤さんを襲ってくる様子が手に取るように分かり
少し違った方向から拝見すれば、なんと正直な人だろうかと、思っております。
私も、ブログやホームページを8個ほど更新しています。
プライベートなブログから、趣味や仕事のホームページ、自社のホームページ以外も手掛けていますが
やはり、週に一度の更新もままならない時が多くあります
現実の仕事も若い頃とは半減しましたが、断れない仕事はやらせてもらっています。
ときどき思います。 俺はなぜこんなことをしているのだろうかと・・・
このような気持ちは、家内がいたころは微塵も考えませんでしたが、今は責任感だけの動きのように感じたりします
生意気なようですが、今頑張れるのは現在の日本の政治や社会システムに、少なからず納得が出来ないからだと思っています。
年々、社会弱者が追い込まれていくように感じられ、微力であっても抵抗を続けてみたい・・・
妻を亡くし高齢になり、子供にも社会にも頼れない現実は、だれが作り上げたのでしょうか?
そのことを追及するよりも、目の前の現実を何かで世間に訴えていきたいとの、自己満足といえるような思いが、今を支えてくれているのかもしれません
これで家内が居てくれさえすれば、百人力でどれほど心強いことでしようか
しかし
家内がいればこのような思いはなかったのかもしれません。 人間の思いは複雑で手前勝手なことも多々ありますね
投稿: 山陰太郎 | 2014/04/08 12:45
山陰さん
ありがとうございます。
とても共感できる内容です。
私も時々、何でこんなことをしているのだろうかと思います。
妻がいる時にも良く言っていました。
妻は、すきだからでしょ、といつも笑っていましたが。
今回はちょっと落ち込みが大きかったです。
もう大丈夫ですが。
投稿: 佐藤修 | 2014/04/08 16:55