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2014/06/28

■節子への挽歌2486:池に魚を放しました

節子
魚屋さんに行って魚を数種類仕入れてきました。
食べる魚ではなく、飼う魚です。
最近、わが家の魚は絶滅の危機に瀕しているのです。
庭の池の魚が全滅したのは、2年前ですが、その後、放したメダカがまたもや全滅です。
改めて水は全部出して、一度カラにしたのですが、最近の雨でいっぱいになっていました。
それで金魚屋さんに行って、金魚とタナゴとエビを購入してきました。
メダカもほしかったのですが、あいにくお店の人に今は元気がないのでやめたほうがいいといわれました。
このお店は、どういうところで飼うのかまでチェックされるのです。

節子は池に反対でした。
庭に穴を掘ってはいけないという子どもの頃聞いた話を信じていたからです。
逆に私は水が大好きで、池も大好きなのです。
以前の家でも池をつくっていましたが、ちょっと不幸が続いた時に、節子の気持ちを汲んで埋めてしまいました。
そのおかげで、不幸が山を越したかどうかは、記憶がありませんが。

しかし、なぜか転居した新しい家では、私の誕生日祝いに池をみんなで作ってくれたのです。
節子が元気のあいだは、池も元気でした。
近くの手賀沼からゲンゴロウやミズスマシも飛んできました。
しかし、節子が病気になってからは、池も元気がなくなってきました。
まあ、これは単に私がそんな気がしているということだけのことですが。
そして、3.11の1年後に、すべての魚やエビが突然全滅したのです。
魚を放しても、なぜかダメでした。

5月に池にハスを植えました。
昔はハスもパピルスも育っていましたが、この数年、いずれも枯れてしまっていました。
幸いにハスは元気です。
それで今度は金魚とエビを放すことにしました。
うまく育ってくれるといいのですが。

エビはしばらくは室内で飼って、それから池に放す予定です.
節子の位牌の近くに、節子が熱帯魚を飼っていた水槽があるのです。
そこの熱帯魚も、今は1匹しかいないので、私と同じように、いつもさびしそうです。

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