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2014/06/30

■ちょっとハードなテーマカフェを始めたくなりました

このブログでもご案内しましたが、昨日、川本兼さんの新著「右傾化に打ち克つ新たな思想」を読んだ人たちの少しハードなカフェサロンを開催しました。

川本兼さんは、この30年ほど、高校の教師を続けながら(今は退職されています)、ずっと「人間を起点とする社会哲学」の視点で、人権や平和に関して考え、著作を通じて社会にメッセージを出してきました。
その基本にあるのは「人間を基点とする社会哲学」です。

参加の条件として、川本さんの本を読むことを条件にしました。
どのくらいの人が反応してくれるかと思っていましたが、10人以上の人が本を購入して読んでくれました。
しかも昨日のサロンには9人の人が参加してくれました。
私はそれだけも大きな感激でしたし、川本さんも感激してくれました。

川本さんのお話は、本の内容解説ではなく、なぜこうした考えに達したのかを、個人的な体験談や思考方法などのお話を切り口にして、語ってくれました。
川本さんのお人柄が伝わってきて、それ自身も興味深かったですが、それによりこの社会哲学への親しみも感じました。
私たちは、「基本的人権」とか「社会契約」という言葉をわかりきったように使っていますが、ちょっと考えてみただけでも、そのあいまいさに気づきます。
川本さんは、「与えられた知識」からではなく「自分で考えた後に知る」と言うスタイルで、長年かけて、自らの考えを体系化してきたのです。
実に多彩な人たちが参加してくださり、しかもみんな、知識ではなく思考で話し合う人でしたので、話し合いの幅も多面的で刺激的でした。

社会保障を専門としている本間教授は、線を引きながらしっかりと読んでくれていましたし、昨日、私の隣にいた小林教授も持参された本にたくさん付箋がつけられていました。
いまは教育学を教えている折原さんは、関連した資料やご自身の論考も持参してくれました。
埼玉の地元でしっかりした地域活動に取り組んでいる若林さんは、「社会」をどう捉えるかという問題意識を最初に明確に表明してくれました。
川本さんの思想につながっていると私が思っている品川正治さんの秘書役だった大田さんも、また私の知らなかったことを話してくれました。
いつも辛口の大島さんは、これから議論のためのロゴスを手に入れたと、続きをご自分でもやろうというほどの熱意を語ってくれました。
ロゴスといえば、久しぶりにやってきた桐山さんも。その言葉に反応されていましたが、演劇ワークショップをやっている桐山さんの話をぜひお聞きしたいと改めて思いました。
これまでの自分の発想の枠組みとは違う発想で触発されたと最初に話してくれた西坂さんは、その言葉は使いませんでしたが、ガバナンスの論点を出してくれました。
少し前に富山から首都圏に戻ってきたジャーナリストの飯田さんは、最近、取材した太平洋戦争末期の沖縄戦で「沖縄県民斯(カ)ク戦ヘリ」との電文を残し、自決した大田実中将のご家族のことを紹介してくれました。

参加者のみなさんの共通の思いは、このままでいいのかという危機感です。
3時に終わる予定が、4時半を過ぎても終わらず、しかたなく打ち切りにさせてもらったほどでした。
また発展的なパート2を開催したと思っています。
こんな議論を、こんなスタイルでカジュアルに行う場が、今はほとんどなくなってしまったように思います。
だからこそ、また開催できればと思っています。
事務局を一緒にやってくれる人を募集します。

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