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2014/07/08

■節子への挽歌2500:空の青さは元気をくれます

節子
昨日とは違い、とても空が青い朝です。
昨夜は少し早目に寝たので、すっきりと目覚められました。
私は自然環境に大きく影響を受けるタイプなのですが、青空が一番元気づけられます。

青空といえば、思い出すのが2つあります。
エジプトのルクソールの青空と長野の千畳敷カールの青空です。
いずれも節子と一緒でした。

25年間の会社生活を辞めて、生き方を変えることにしたのが、今から25年前です。
家族みんなでエジプトに旅行に行きました。
わが家にとっては、初めての海外家族旅行でした。
ルクソールでは、ナイル川に面したホテルに泊まりました。
青空がきれいでした。

25年間の会社生活でも青空はたくさん見ていたはずですが、なぜか空の青さが心に残りました。
旅行中、節子と空が青いねと何回も話したことを思い出します。
以来、青空を見るのが好きになり、元気が出るようになりました。
それまでは、どちらかといえば、空の雲が好きだったのです。

千畳敷カールは、節子の病気が一時回復した時に一緒に行きました。
節子は元気で、一緒に千畳敷カールの散策を楽しみました。
あの時の空は、ルクソールの空よりも深い青さでした。
今でもはっきりと覚えています。

湯島のオフィスに行く途中に、実盛坂という急な階段があります。
その前で、必ず私の目は空を見上げます。
そして、いつも、エジプトと千畳敷の空を思い出します。

会社時代のことはあまり覚えていませんが、会社を辞めてからは空を見上げることが多くなりました。
最近はさらに多くなっています。
いつも節子が隣にいるような気がするからです。
ただし、今日のように、澄み切って広がる青空の時ですが。

今日は湯島に出かけようと思います。

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