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2014/09/26

■イスラム国だけが残虐なのか

イスラム国の残虐さが盛んにテレビで報道されています。
たしかにおぞましい話が多いです。
しかし、だからと言って、イスラム国だけが残虐なのか。
イスラム国の殲滅とか掃討作戦とかという文字を見ると、悩ましい気分になります。
イスラム国を残虐にしたのは、その思想ではないのかと思うわけです。

シリアやイラクでの戦闘による死者の数はどれほどでしょうか。
それは果たしてどちら側の手によって殺害されているのでしょうか。
強力な火器の攻撃で幼い子どもたちも含めて複数の人たちが殺傷されるのと、一人の人間が刀で斬首されるのと、どちらが残虐なのでしょうか。
斬首のほうがむごくて残虐だと思いがちですが(私もそう思っていますが)、ほんとうにそうでしょうか。

なぜイスラム国と話もせずに、殲滅を唱えるのでしょうか。
イスラム国は邪悪だという前提での報道が、日本では多いですが、邪悪なのはイスラム国だけなのでしょうか。
欧米に正義があり、イスラム国には正義はないのでしょうか。
いや、そもそも正義とはなんでしょうか。
国家を名乗る人たちを殲滅する権利は、誰かにあるのでしょうか。
そして、なぜイスラム国はなくなるどころか参加者を増やしているのでしょうか。
表面的な報道からは読み取れない話が山のようにありそうです。

平和な宗教だと言われていたイスラムが、なぜこれほどに暴力的になったのか。
そのことを忘れていないでしょうか。

それにしても、力による抑止論は役に立たないことをどうしてみんな受け入れないのでしょうか。
集団的自衛権の基本にある「力による抑止論」は、私には悪魔の選択としか思えませんが、それがまさに日々、証明されているような気がします。
力によって得たものは、力によって失われていくことは、歴史が教えてくれています。

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