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2014/09/02

■節子への挽歌2559:健全な老化

節子
喉の調子がまだ治らないので、とうとう病院に行きました。
カメラまで入れて検査してもらいましたが、やはり「健全な老化」と考えていいようです。
ただし、あまり喉を酷使しないようにと言われました。
特に、いまは喉に炎症があるので、それを完治するようにと薬をくれました。
実は前のお医者さんからも薬をもらっていたのですが、途中で止めてしまっていたのです。
今日のお医者さんは、実にソフトの人で、軽い薬なので飲むようにとていねいに説明してくれました。
ていねいに説明されると、なんだか飲まないと悪いような気がして、飲むことにしましたが、お昼は早速に飲むのを忘れました。
実に困ったものです。
まあ、こうした忘れがちなのも、「健全な老化」の証拠なのですから、仕方ありません。

ところで驚いたことに薬代が270円だと言うのです。
2週間分です。
これはやはりおかしいでしょう。
日本の医療行政が赤字になるのは当然です。
私は負担率も少ないのでしょうが、270円はないでしょう。
思わず薬局の人に安すぎますね、と言ってしまいました。
それに病院も明るく快適な雰囲気で、スタッフもたくさんいました。
暑い夏には、ここに来て、治療に励む人がいてもおかしくありません。
少なくとも冷房のないわが家よりも快適です。

節子を見送ってからしばらくは、病院に入ることさえできませんでしたが、今日は快適さを感ずるほどになりました。
ただし、まだがんセンターには行けません。
明日は、節子の8回目の命日、2560日目です。

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