■節子への挽歌2588:2人の貧乏人の話し合い
節子
武田さんと友好裡に3時間も話しました。
昔はよくこうやって話し合ったものでした。
武田さんは明後日から夫婦でフルムーン九州旅行です。
佐藤さんはうらやましがるからとあまり話さないのですが、友人夫婦が仲良く旅行することはうれしいことです。
武田さんとの付き合いはもう30年ほどだと思いますが、ビジネスの付き合いはありません。
私の場合、そういう友人がほとんどですが、お互いの生き方を知り合った仲です。
かなり生き方は違うので、活動の接点はあまりできませんが。
武田さんは、墓石に「究極的民主主義の提唱者」と彫り刻むように子どもたちに頼んでいるそうです。
武田さんのライフワークは、究極的民主主義なのです。
本も何冊か出版していますが、代議制民主主義は民主主義に非ずというのが、武田さんの主張です。
ビジネスのための会社はお持ちですが、その会社もある意味では、民主主義というテーマに取り組むための存在と言ってもいいでしょう。
そういう生き方は、実に健全です。
ただし、武田さんは私と違って浪費家でもあります。
困ったものですが、それは彼の個性なのですから仕方がありません。
佐藤さんは貧乏だからといつも言われていますが、浪費家ほど貧しい人はいませんので、私から見れば、武田さんが貧乏なのです。
まあ、それほどに意見は違うのですが、意見が違うことはいいことです。
湯島のオフィスを開いた時、武田さんはよくやってきていました。
当時、よく来た人で今も続いているのは武田さんくらいでしょうか。
時代も来客も、どんどん変わっていきますが、変わらないのは私と武田さんくらいでしょうか。
武田さんと話していると、節子がいたころのことを思い出します。
節子がいなくなった後、武田さんは私のことをとても心配してくれました。
そうしたことへのお返しが全くできていません。
最後に、武田さんのためにひとつくらい何か役に立つことをしようと思っているのですが、今日、話し合って、少し私にもできることが見えてきました。
11月に、武田さんの政治サロンを開き、できればユーチューブでアップできないかと思っています。
サポートしてくれる人はいないでしょうか。
参加してくれる人も歓迎です。
ご連絡ください。
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