■節子への挽歌2614:心配される歳になりました
節子
節子もよく知っているTさんから電話がありました。
Tさんは、先週、病院で手術をしたところです。
エヴィーバで友人と食事をしていたので、気がつかなかったのです、たぶん退院したのだろうと、コールバックしました。
ところが、まだ病院でした。
術後にいろいろあるようで、退院が延びたのだそうです。
明日、会えるかと思っていましたが、少し先になりそうです。
それはいいのですが、声の調子に何か不安を感じさせられました。
お互いに、生死に関してはあっけらかんと語れる仲ですが、声の調子が違うだけで、言葉とは全く違うものが伝わってくることを実感しました。
こちらから電話したので、もしかしたら病室で、小さな声しか出せなかったのかもしれません。
しかし、どうもそれだけではない感じです。
何やらとても気になります。
1週間ほど延びただけだと彼は言いますが、それこそ蛇足というものでしょう。
1週間ではないなという気にさせられました。
でもまあ、Tさんのことだから、元気に戻ってきて、私とまたけんかをすることになるでしょう。
そうでなければいけません。
まだ論争の決着がついていませんし。
ところで、こういうことが、最近は少なくありません。
友人知人に連絡するのに躊躇する年齢になってしまったというわけです。
もっとも、それは他人事ではありません。
私自身も、そう思われているのかもしれません。
というのは、先週も久しく会っていない滋賀の友人から、メールアドレスが変わったというメールが来ました。
ほとんどメールのやり取りのない友人です。
節子も知っているYさんです。
「ご無沙汰してます」と返信したら、「お元気でお過ごしの様子、安心いたしました」とすぐに返事が戻ってきました。
つまり、気にしてくれていたわけです。
ま、そんな歳になってきたわけです。
年内は難しいかもしれませんが、滋賀に行こうと思います。
懐かしい友人たちを集めてくれるそうですので。
みんな節子もよく知っている人たちです。
滋賀の生活はとても楽しかったですね。
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