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2014/10/31

■人は夢だけでは生きていけない、のか?

「人は夢だけでは生きていけない」。
今朝の朝ドラの「まっさん」で、日本で初めてのウィスキーづくりに取り組んでいるまっさんに向けて、発言された言葉です。
日常世界でも、よく使われる言葉です。
でも、これは本当でしょうか?

イエスは「人はパンのみでは生きられない」と言いました。
吉本隆明は、このことばを解して、パンがなければ生きられないことをイエスは認めたのだと言ったそうですが、ここは素直に、「パンがあっても生きられない」と私は受け止めます。
アーツ・アンド・クラフツ運動に取り組んだウィリアム・モリスは、生きることの意味をもう少し深く考えました。
その考えを、國分功一郎さんは、こう言い替えています。
「人は、パンだけで生きるべきではない。私たちはパンだけでなく、バラももとめよう。生きることはバラで飾られねばならない」。
そして、今朝のドラマでは、まっさんの妻のエリーは、「私は夢を食べて生きていける」と断言します。
私も、生きるとは夢を持つことだと思っています。
夢さえあれば生きていけるのです。
逆に、夢がなければ、生きているとは言えない、と私は思います。

「人は夢だけでは生きていけない」という言葉に、どうしてみんな洗脳されてしまったのでしょうか。
夢を捨ててまで、生命を持続させる意味はあるのか。
生きるという意味を、真剣に考えれば、パンよりも夢が大切です。
なぜそう思わないのでしょうか。

しかし、実際にはすべての人が「夢」を持って生きているはずです。
意識しているかどうかはともかく、夢が生命を支えているはずです。
夢がなくなった時に、人は生命を閉じてしまいます。
生物学的生命を持続させるのは、パンや医療かもしれませんが、人の生を持続させるのはバラと夢ではないかと私は思います。
それを素直に認めれば、社会はもっと楽しくなるでしょう。

問題は、私自身が最近夢を見失いがちなことです。
生物的寿命はまだ残っているようですが、そろそろ人生の終期が近づいているのかもしれません。
夢がない人生は、私には意味がありません。
お金よりはバラが必要です。

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