■節子への挽歌2630:不安な1日を安心して過ごしましょう
節子
久しぶりに不安な夢を見ました。
いろいろと気になっていることが、悪い形で夢に現れてきます。
歳を重ねるとこういうことが増えてきます。
悪い夢は誰かに話せばいいと言われますが、話す気にもなれない夢もあります。
言葉にすると、まさにそれが実現してしまうのではないかという不安もあります。
静かに吉報を待つことにしました。
夢というのはとても不思議です。
前にも書いたかもしれませんが、3.11の前には海の波が襲ってくる夢をよく見ました。
私自身が山に逃げあがる夢も何回も見ました。
時に節子と一緒に、時には節子と離れ離れに。
節子がいたら、そうした夢についてたぶん話し合ったでしょうが、なぜ津波の夢を見るのか不思議でした。
しかし、3.11が起きてからは、津波の夢を一度も見ていません。
単なる偶然なのか、私だけではなく、多くの人が3.11の前に津波の夢を見ていたのか、ちょっと知りたい気もします。
節子がいなくなってから、見るようになった夢のひとつは、飛行機に乗り遅れそうになる夢です。
最近は飛行機に乗る機会はほとんどないにもかかわらずです。
乗り遅れそうになる理由はいつもほとんど同じです。
荷物の整理が間に合わないのです。
これは考えようによっては、今の私へのメッセージかもしれませんが、この1年ほどは、あまり見なくなりました。
私は暗示にかかりやすいタイプなので、夢にはあまりこだわらないようにしています。
幸いに、夢というのは、気にしないようにしていると、すぐに忘れるものです。
昨夜も、とても懐かしい人に会ったような気がしますが、今ではもう思い出せません。
ところが、冒頭に書いた不安な夢は今もはっきりと思いだせます。
ある人からの電話ですが、会話が成り立たないのです。
これ以上書くのはやめましょう。
今朝も気持ちが凍えるような寒さです。
暖房器具のない寒い書斎から、外を見たら、近くの電話線に大きなカラスがとまっています。
気のせいか、時々こちらを見ています。
さらに気持ちが冷えました。
というわけで、今日は出かけるのをやめることにしました。
明日は来客で、出かけられないので、今日は湯島に行こうと思ったのですが、なにやら不安感があるのでやめました。
幸いに約束がありませんでしたので。
なにやら不安な1日を、今日は過ごそうと思います。
とここまで書いた時に、つまり、いまですが、大きな地震が来ました。
やはり今日は不安な1日になりそうです。
家にいたら、たぶん安心でしょう。
| 固定リンク
「妻への挽歌14」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2800:不安や怒りのはけ口のような存在(2015.05.23)
- ■節子への挽歌2799:支えてくれる人が無性にほしくなりました(2015.05.22)
- ■節子への挽歌2798:来客の合間(2015.05.21)
- ■節子への挽歌2797:ひがみ根性を捨てなければいけません(2015.05.20)
コメント