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2014/11/26

■節子への挽歌2642:ヒューマニズムが見たい

節子
昨日、私のホームページを見て湯島に訪ねてきてくれた人がいます。
世界にはいろんな人がいて、いろんな生き方をしていることを、少しは知っていますので、どんな人に会っても滅多には驚きませんが、今回はちょっと驚きました。
私よりも1歳年上ですが、私に比べると段違いに純真で開放的な人です。
由緒ある来歴の人ですが(話していてわかりました)、それを話しもしなければ隠しもしません。
その人にとっては、たぶん「瑣末なこと」なのでしょう。

かなりの時間話しましたが、お互いにほぼすべてのこれまでの生き方を象徴的にわかり合った気がします。
その方も言ってくれましたが、私たちにはその価値観や生き方において、共通するところがかなりあります。
だからきっと、突然に電話をかけてきて、湯島にも来てくれたのです。

その方のライフワークは、ヒューマニズムがあふれたテーマパークづくりです。
というか、たぶんヒューマニズムを見たいのです。
ヒューマニズムを見たい、というのはわかりにくい表現ですが、そんな気がします。
実は、私もそう思っているからです。

もうひとつ共通点がありました。
伴侶がおらずに、毎日、一人で寝ていることです。
一人で寝ているとさびしいですと、心底、さびしそうに話されました。
こんなに素直に心情を豊かに話された人は初めてです。
私まで涙が出そうになりました。

長寿の家系だそうです。
「あったかいテーマパーク」を創れれば、いつ死んでもいいということですが、逆に言えば、「あったかいテーマパーク」を創るまでは死ねないのです。
その人がいつでも死ねるように、何かできることはないか。
昨夜から、その問題を考え続けています。
私も、いつでも死ねるように、抱え込んでいる問題を解決してくれる人がほしいです。

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