■節子への挽歌2643:病気の節子のことを思い出すと辛くなります
節子
入院中のTさんから電話がありました。
10日の予定が延び延びになっていて、もう40日を超えていました。
様子を訊く勇気もなく待っていましたが、そろそろ見舞いに行こうかと思っていた矢先です。
正直、今でも私には、病院への見舞いは結構ストレスなのです。
そのTさんからの電話でした。
元気そうな声で、疲れ切った感じの私の声を聞いて、逆に心配されてしまったほどです。
「そういえば佐藤さんのほうが年上だよね」と言われました。
それで、私も、「まあ歳の順にしたいよね」と答えましたが。
Tさんは、節子のこともとても心配してくれた人ですが、節子亡き後の私のことも心配してくれているのです。まあ、「たぶん」ですが。
Tさんからの電話は朗報ですが、これまた節子もよく知っているKさんからは、気管支ぜんそくで入院していたという電話がありました。
気管支ぜんそくと言えば、節子もとても悩まされた病気で、2回も入院しています。
その時の節子のことは思い出すだけでもつらいものがあります。
病気に関する節子の思い出もたくさんあります。
あまり思い出したくない記憶ですが。
病気の節子のことを思い出すと辛くなります
私は、入院経験は親知らず歯を抜くとき一度経験しただけです。
入院と言っても気楽な入院でした。
病気に関しては、当事者になったことがないのです。
だからきっと入院に関する感受性は弱いでしょう。
人は体験しないことは、理解はできても感じられないものです。
昨夜、娘に勧められたサプリメントを飲んで寝たら、体調が回復していました。
体調が戻ったら、今日は天気も良くなりました。
私の大好きな広くて深い青空です。
Tさんは見ていないでしょうね。
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