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2014/11/08

■節子への挽歌2625:生命を支える場の力

節子
今日もまた寒い日でした。

畑のみかんの樹にみかんが3つなっていました。
まったくの手入れ不足でしたが、今年からなりだしました。
前に1つ収穫したので、今年は4つなったわけです。
最初のは酸っぱくて食べられませんでしたので、残りは熟すまで残していました。
もう少し残しておこうと思ったのですが、最近畑に行く機会が少なくなったので、今日、畑の近くを通ったので、落ちないうちにと収穫して節子に供えました。
見た感じ、まだ酸っぱさそうです。

このみかんは節子が取手の植木屋さんから買ってきたものでした。
転居前の家には果実が成る樹も多かったのですが、なぜか節子はあまり好きではなく、転居後は果実の樹は植えられませんでした。
これは数少ない1本ですが、結局、畑に植えられてしまいました。

そういえば、家の庭にサクランボを植えたことがあります。
私の希望で2本買ってきましたが、1本は枯らしてしまいました。
節子はどちらかと言えば、樹木よりも草花が好きでしたから、家の裏に植えられたためです。
残った1本はいまもありますが、節子に先立たれた私のように、あんまり元気がありません。
さくらんぼは2本ないと実が成らないのですが、花もあまり咲いたのを見たことがありません。
まあ、この10年ほど、わが家の庭の花木はあまりケアもされずに、冬の時代を過ごしてきたのです。
まあかなりの花木を枯らさせてしまいました。
困ったものです。

これは気のせいかもしれませんが、池の魚が原発事故以来、数か月で死んでしまいます。
土砂を入れ替えたり、きれいに洗っているのですが、定着しないのです。
それと同じで、節子がいた頃はあんなに元気だった山ほろしまで枯れてしまい、その後、植え替えたのに一向に大きくなりません。
手入れ不足だろうとは思うのですが、あまりに繰り返されるので、呪いさえも考えたくなります。
放射線量の関係ではないかと思ったりもしています。
春に池に放した魚がまた全滅していたのです。
どうも、今のわが家には生命を支える場の力が萎えているのかもしれません。

そんななかでみかんの収穫はうれしいのですが、考えてみると、これは畑でした。
庭に生命力を取り戻すにはどうしたらいいでしょうか。
まずは自らの生命力の回復です。
しかしこう寒いと心身が凍えてしまい、生命力も萎えそうです。

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