■節子への挽歌2650:夫婦喧嘩
節子
エジプト旅行中に3回夫婦喧嘩をしたことを思い出しました。
今朝、カイロのヒルトンホテルの切手を貼ってきてくれた鈴木さんが、メールをくれました。
切手のナイルヒルトンは確かナイル川の中洲にありました。そう書いてありました。
単なる宿泊施設ではなく切手になるくらいの観光名所ということですね。
それを読んで、そのナイル川にかかっている橋を歩いて渡っている時に、たしか夫婦喧嘩をしたなと思いだしました。
私たちはよく喧嘩をしたのです。
まことにみっともない話ですが。
エジプト旅行では、たぶん3回、言い争っています。
不思議と記憶が鮮明なのです。
ただし、喧嘩の原因も内容も全く思い出せませんが。
あとの2回は、ルクソールのホテルと回路に戻る途中の列車のなかでした。
列車内の喧嘩以外は、まあ軽い論争だったと思いますが、それも朝日が昇り始めた風景が車窓に見えだしたので、収まりました。
よく話し合いをする夫婦は、よく喧嘩もするものだ。
これは私の勝手な解釈です。
節子はあまり賛成はしないでしょう。
節子は喧嘩が嫌いでしたから。
そのくせ、謝ることもしませんでしたが。
しかし、どんなに喧嘩をしていても、相手を憎むことはありませんでした。
夫婦喧嘩とは不思議なものです。
それが少し過激になると、DVになってしまうのかもしれません。
不思議なのは、夫婦喧嘩ではなく、夫婦なのでしょう。
喧嘩によって距離を縮めることができるのが夫婦や友人。
喧嘩によって溝を広げてしまうのが知人や他人。
かもしれません。
それにしても、夫婦喧嘩をする相手がいないことは、とても寂しく悲しいものです。
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