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2014/12/13

■煙石事件の高裁判決がでました

前にも書いた中国放送の元アナウンサーの煙石博さんの窃盗事件の高裁判決が11日に出されました。
控訴棄却でした。
7万円弱の窃盗事件で懲役1年の刑です。
容疑者の煙石さんは、最初から無罪を主張し、物的証拠はありません。
一審判決後、煙石さんは「善良なる一市民が、身に覚えのない罪を着せられる冤罪。
こういう不幸は、法治国家としてあってはならない」と発言しています。

この件に関しては、これまで2回ほど、このブログでも書いてきました。
広島の事件ですが、私には時代を象徴する不気味な事件だと思えてなりません。
詳しくは、「煙石さんの無罪を勝ちとる会」のホームページをご覧ください。
http://enseki.noor.jp/

いつ我が身に降りかかってくるかわかりません。
日本の司法は、私には壊れかけていると思います。
いや警察もそうかもしれません。
最近、10年以上前の世田谷一家殺害事件の事実認定ミスが報道されています。
パソコンの操作時間認定に関わる誤認の報道ですが、なぜ今頃になってと思うほどの初歩的なミスです。
この事件の被害者の宮澤さんは、私の友人なので、私のところにも数人の捜査官が2回にわたってきていますが、いろいろと思うことは少なくありません。

私たちが安心して暮らせる社会を守ってくれているのが、警察であり司法です。
私はそう思っていますが、その警察や司法がちょっと間違うと、とんでもないことが起こるのも、また事実です。
そうしたことへの危機感を、ぜひ、警察や司法の関係のみなさんには持ってほしいと思っています。
そして同時に、私たち国民も、ぜひ疑問があれば声を上げていくことが大切だと思います。
警察や司法に悪意などなくても、気づかないまま、誤った方向に行くことはありうるからです。

煙石事件は広島の事件ですので、東京ではなかなか報道はされません。
しかし、いつ波及してくるかわかりません。
ニーメラーの教訓を忘れてはいけません。
http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2005/02/post_1.html

煙石事件のような話はほかにもあるでしょう。
大切なのは、そうしたことを切り口にして、司法のあり方や警察のあり方を、関係者と一緒になって話し合う公開の場を広げていくことではないかと思います。
煙石さんは、私財を投じて、そういう問題提起を私たちにしてくれているように思います。
せっかくの機会を活かさなければ、煙石さんに申し訳ありません。

念のために言えば、私は煙石さんとは面識がありません。
煙石さんの、この事件が冤罪かどうかの確証もありません。
ただいえることは、やはり全体を見て、どうしても納得できないのです。
おかしいことにおかしいと言わなければ、ニーメラーの二の舞になります。
それだけは避けたいと思っています。

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