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2014/12/17

■「盗賊を罰するより赦したほうがよい」

パキスタンでまた、イスラム関係者による悲惨な事件が起きました。
イスラム過激派のタリバーンが、学校を襲い、100人を超す子どもたちが殺害されました。
その報道だけを見ていると、加害者への怒りがわいてきますが、加害者がそのような行動に出たのは、加害者の怒りだったかもしれません。
報復の連鎖です。
報復の連鎖を止めるための制度が司法ですが、国際的にはいまだ司法を効果的な仕組みを築かれずにいます。
イスラム国もそうですが、報復の連鎖は力では止められないような気がします。
そして、世界はどんどん荒廃していきかねません。

これはなにも、イスラムとアメリカだけの話ではありません。
日本においても、いろんなところで起きている話です。
ではどうすればいいか。

最近読んだ「現代の超克」の中で、中島岳志さんが書いていたことを思い出しました。
ちょっと長いですが、引用させてもらいます。

ある日、ガンディーのもとに一人の男が血相を変えてやってきます。
彼は、ガンディーに向かって言います。
「自分はムスリムだが、自分の大切な息子をヒンドゥー教徒に殺された。それでもあなたはヒンドウー教徒を赦せと言うのか」と。
ガンディーは「そうだ」と言い、次のように言いました。
「あなたはこれから、孤児になった子どもを自分の息子として育てなさい。その子どもはムスリムによって殺されたヒンドゥー教徒の子どもでなければなりません。そして、その子をヒンドゥー教徒として育てるのです。その子どもが立派に成長したとき、あなたに真の赦しがやってくるでしょう」。

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