■節子への挽歌2706:気分破産の3日間
節子
また時間破産に陥ってしまい、挽歌を休んでしまいました。
あまり書かないでいると、また電話がかかってくると悪いので、書くことにしました。
時間破産の始まりは、月曜日からでしたが、破産するとすべてがおかしくなることを今回は改めて実感しました。
まずは27日。
午後から来客続きの日だったのですが、その準備もしなければと思い、早めに家を出ました。
オフィスについたのは11時過ぎでした。
ところが、オフィスの前に10時半に約束した人が待っていたのです。
2年に一度くらい体験する光景です。困ったものです。
私が完全に失念していたのです。
その方は、しかし怒ることもなく、待っている間に気分転換できたと言ってくれました。
部屋が空いていたらそうだったかもしれませんが、何しろオフィスは私が行かないと鍵がかかっているのです。
ですからオフィスの前で立って待っていてくれたのです。
でもまあ、その方との約束はまあ無事終わりました。たぶん。
これに懲りることなく、また来てくれるでしょう。
メールで、お詫びをしたら、「とっても居心地がよかったです」と返してきてくれました。
しかし、こういう不手際をやると、そこから私のリズムが壊れてしまい、その日は最後まで尾を引きました。
午後からいろいろな来客があり、さらに夜は少し難しいテーマのサロンでした。
食事をする暇がなかったのですが、それを予想してか、夕方のお客様はあんまんを持ってきてくれました。
なんで私が食事をしていないのがわかったのだろうかと思いましたが、最近の私の生活のリズムが狂っているのを感じてくれたのかもしれません。
しかし、せっかく来てくださったみなさんへの対応が、うまくできたかどうか不安です。
少なくともお一人には、十分な対応ができませんでした。
たぶんその方は私に少し何かを相談するつもりだったと思うのですが、私の余裕のなさを感じて、それを持ち出さなかったような気がします。
それを翌朝気づき、メールをさせてもらいました。
28日も調子は戻らずに、なにか不安感が残っていました。
節子がいれば、そうしたものを解消でき、翌日には絶対に持ち越すことはなかったのですが、一人だと解消できず持ち越すのです。
困ったものです。
朝、出際に友人から電話がありました。
いささか私がイライラしていたせいか、いつも以上に辛辣な発言をしてしまいました。
まあよくあることなのですが、言わなくてもいい発言をしてしまったのです。
実は同じことを別の友人にも26日にしてしまい、後悔していたのですが、またやってしまったわけです。
それがまた尾を引き、この日もますます落ち込み気味で、うまくいきませんでした。
夜は初対面の方もいる集まりでしたが、いつもとは違う気分で参加しました。
見るもの聞くもの、なぜか無性に腹立たしいのです。
一応、自重したつもりですが、かなり発言してしまったので、不快感を与えなかったことを祈るばかりです。
まあ、こんなわけでこの数日、少し荒れています。
こんなことでは、いつになっても前に進みだせません。
さてさて今日は時間破産から抜け出さなければいけません。
破産から抜け出すのは実は簡単なのです。
気分次第で変わるからです。
経済的にも問題を抱えているのですが、それにはなぜか何の危機感もありません。
要は、「破産」とは精神の問題なのだろうと思います。
これもまた、節子との暮らしの中で身についたことなのですが。
それに「破産」などという言葉を使うこと自体、逃げの姿勢です。
これからは「破産」という言葉を使うのはやめることにしました。
そもそも私の人生そのものが、最初から「破産」気味だったのですから。
明日から、たぶん正常化します。
性格も少しは良くなると思います。
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