■節子への挽歌2701:わくわくキラキラ
節子
今日もまた寒い日です。
最近、寒くて雨なのに、湯島に来なくてはいけないことが多いのです。
雨の日は自宅で読書、という晴耕雨読の生活に変えたいのですが、なかなかそうはいきません。
これまであまり「良い生き方」をしていなかった天罰かもしれません。
今日は、しかも、大企業の経営管理者の人たちとのミーティングまであります。
私が関わっている活動のチーム研究のアドバイザー役を長年しているのですが、今期のチーム研究のテーマは「わくわくキラキラする企業文化」です。
難しいテーマよりも、こういうテーマが私は好きですが、このテーマを選んだのは私ではありません。
チームメンバーが決めたのです。
大企業の経営幹部の人たちが、「いきいき」とか「キラキラ」というテーマで話しあう時代になったのです。
いいかえれば、いまの大企業は「わくわく」「キラキラ」していないということです。
社会はどうでしょうか。
社会もまた「わくわく」「キラキラ」などしていないように思います。
当然のことながら、多くの人の生き方も同じかもしれません。
私が学生だった頃、学校を卒業して会社に入ることは「わくわく」することでした。
会社に入って、先輩たちが「キラキラ」と見えたこともおぼえています。
いつから変わってしまったのでしょうか。
大学生たちから、社会に出ていくことは「不安」で仕方がないという話を最近よく聞きます。
社会がおかしくなってきているのは否定しようがないようです。
考えてみると、私たち(私も節子も)はわくわくする時代、キラキラする時代を生きてこられたのかもしれません。
一緒に暮らしだしたころの社会は、まだ貧しかったかもしれませんが、いきいきとしていました。
どうも私が元気が出ないのは、時代のせいもあるかもしれません。
最初のお客様が見えたようです。
これからずっと来客続きの1日です。
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コメント
佐藤さん お久しぶりです。
“わくわくキラキラ”今日の研修会のテーマ、素敵ですね。
「節子さんへのラブレター」に励まされ、
佐藤さんに見習って、
私も何とか「郁ちゃんへのラブレター」を続けようという気持ちになります。
地方新聞(7紙)の連載小説、原田マハ・作「リーチ先生」を、
毎日楽しく読んでいます。
「中国から戻ったリーチは、
我孫子の柳宗悦の家に窯を開いて陶芸家としての一歩を踏み出した・・・」
というのが最近の内容ですが、
我孫子の文字を読むたびに佐藤さんに接しているような気持ちになり、
うれしくなります。
今後とも、ブログ読ませていただきますね。
大浦静子
投稿: 大浦静子 | 2015/01/23 18:25
大浦さん お久しぶりです。
柳宗悦ですか。わが家ともそう離れていないところに住んでいました。
最近、私の知人の我孫子住民が研究していて、その論文を今読んでいるところです。
今年は雪も深そうですが、ご自愛くださいますように。
JRの友人から新幹線の試乗会に誘われましたが、やめました。
でも金沢も近くなりますね。
投稿: 佐藤修 | 2015/01/24 21:30