« ■節子への挽歌2744:インディアンたちは幸せだったに違いない | トップページ | ■節子への挽歌2745:土と語る男を目標に »

2015/03/21

■城里町のみなさんから学ぶこと〔1〕

昨日の時評編で、城里町の庁舎移転の話を書き、それに対してどう思うかを問いかけました。
同じ記事をフェイスブックにも載せましたが、コメントして下さったのは2人だけでした。
対照的なコメントでした。
もっといろんな人の意見を知りたいと思い、私の意見を書くのはもう少し先に延ばすことにしました。
ぜひみなさんの意見を私まで送ってください。
アドレスは、qzy00757@nifty.comです。

私の意見を先延ばしにする代わりに、ちょっと違った問題をもう一つ書くことにします。

先日、あるビジネススクールでみんなに問いかけた問題です。
静岡県の三島に、行政と企業と住民と三者でつくった「グラウンドワーク三島実行委員会」というのがあります。
日本におけるグラウンドワーク運動の先駆的な組織です。
そこの活動のひとつとして有名な事例があります。
行政が行うと施設整備に3000万円かかると見積もられ、財源不足で整備されないでいた新興住宅地の公園を、市民と企業と行政の協力によりなんと5万で作ってしまったという話です。
金額は資料によって少しずつ違っているのですが、ともかく桁が3桁も違うお金しかかからなかったというのです。
さて問題です。
この活動で生まれた価値はなんでしょうか。
これが、講義での私の問いかけです。
ここに、マネタリービジネスとソーシャルビジネスの違いの本質があると、私は考えているのです。

この問題と同じように、城里町の庁舎移転の収支バランスを、金銭以外の要素も入れて考えるとどうなるでしょうか。
金銭以外の要素も入れて、収支バランスや生産性を考えると金銭だけで考えるのとは違った世界が見えてきます。

蛇足を追加します。
たまたま先ほどテレビを見ていたら、寅さんの映画をやっていました。
10分ほど観ていたのですが、こんなやり取りがありました。
寅さんが、隣の工場の社長に、社長は上流階級だと言います。
社長は、そうかなあ、俺はそんな風には思えないと言います。
それでみんなが、では寅さんはと問いかけます。
寅さんのおじさんが、上流階級はカラーテレビを持っているが、寅さんは持っていないので上流ではないと言います。
寅さんの義弟が、異論を唱えます。
物を持っているかどうかではなく、もっと大切なものがある、と。
結局、寅さんはテレビは持っていないが、「人への愛」があるということになり、寅さんは上流階級という結論になるのです。
書いてしまうと面白くありませんが、それが実に楽しく語られるのです。
これから学校で道徳教育が制度化されていきますが、ぜひ寅さんシリーズを必修教材にしてほしいです。
私もまだ全編は観ていないですが、どうも観たほうがよさそうです。
元気が出てくるかもしれません。
忘れている大切なことを思い出させてくれるかもしれません。

|

« ■節子への挽歌2744:インディアンたちは幸せだったに違いない | トップページ | ■節子への挽歌2745:土と語る男を目標に »

経済時評」カテゴリの記事

行政時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/61316429

この記事へのトラックバック一覧です: ■城里町のみなさんから学ぶこと〔1〕:

« ■節子への挽歌2744:インディアンたちは幸せだったに違いない | トップページ | ■節子への挽歌2745:土と語る男を目標に »