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2015/03/23

■沖縄の翁長知事にエールを送りたいです

沖縄県の翁長知事が、辺野古の海底ボーリング調査の停止を沖縄防衛局に指示し、従わない場合は埋め立てに必要な岩礁破砕許可を取り消す意向を表明したと報道されました。
菅官房長官は相変わらず、「法治国家だから粛々と進める」と繰り返し語っているのでしょう。
中谷防衛相も「日本は法治国家」と話していましたが、「法治国家」とはいったい何なのか。
法は権力者のためにだけ、あるのではありません。
都合のいい時だけに「法治国家」を持ち出すのは、いかにも権力者の身勝手さです。
私の学んだ「リーガルマインド」は、法を支配の道具に使うなということだった気がします。

だいぶ前に書いた「私が尊敬する政治家は鳩山由紀夫さんです」という記事に、先日、こんなコメントをいただきました。
コメントを読んでもらえばいいのですが、全文を再掲します。

私は沖縄県民です。
私も鳩山由紀夫さんについては好意的に受け止めています。
クリミヤのことなどは深くは知らないので沖縄関係のことでしかわかりませんが・・・。
辺野古について県外移設を求めてもいいことを沖縄県民に示した功績は大きいと思います。
これまで基地は県外には持っていけないのだから実を取ることに意識を持っていこうとする勢力が県政をとることもありました。
しかし、今はもう違います。鳩山さんのおかげです。
マスコミ人の中には鳩山さんのことを沖縄に無駄な期待を抱かせて無責任と沖縄県民は思っていると言う人がいます。
それは違うと思います。
逆に沖縄県民の目を覚まさせたことに対して本土の人の中に鳩山さんを疎ましく思う気持ちがあるのではないかと思います。(サンデーモーニングで大宅映子さんが言っていました。)
この記事にあるように鳩山さんを「国民益で考える政治家」と捉えると、自分の利益で動く多数の政治家の中で異端児・宇宙人扱いされるのがわかります。
沖縄の人からのコメントだったので、私にはとてもうれしいものでした。
やはり当事者の判断が、一番大事だというのが私の考えだからです。
特にうれしかったのは、「県外移設を求めてもいいことを沖縄県民に示した功績」というところです。
つまり、鳩山さんの発言で、呪縛されていた「意識」が解きほぐされたということです。

エンツェンスベルガーという詩人の書いた「意識産業」という本が、1970年代に日本でも話題になりました。
私が、少なからず影響を受けた本です。
その本を思い出して、書庫から見つけ出しました。
その本の帯に、こう書かれていました。
「現にある支配関係を永遠化しようとする意識産業の搾取的本質を告発し言論の自由への考察を深めた話題作」。
私は、当時から「情報化社会」や「文化産業論」には、大きな危惧を感じていました。
当時書いた、そうした動きへの反論も、どこかに残っているはずです。
しかし、時代の流れは、私が危惧した通りの方向に進んできたように思います。

もう一つ、この人のコメントで、ぞっとしたことがあります。

逆に沖縄県民の目を覚まさせたことに対して本土の人の中に鳩山さんを疎ましく思う気持ちがあるのではないかと思います。
これには、私は反論したいですが(そこまでの意識さえもないと思うからです)、私たち「本土の人」が沖縄の人にとって、どう思われているのかが伝わってくるからです。
私たちは、もっと沖縄について知ろうとしなければいけないと、改めて思いました。
鳩山さんにだけ期待していてはだめなのです。

いつかこの方に会えればと思っています。

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