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2015/03/24

■節子への挽歌2750:セージ

節子
今日は畑に行きました。
最近ようやくコツがつかめてきました。
要は無茶をせずに、休み休みやるというだけの話ですが。

ゆっくりと作業すると、気づくことも少なくありません。
小さな生き物にも気づきます。
ようやく10坪くらいが、畑らしくなってきました。
今日はそこに消石灰をまいてきました。

昨年は、ノビルがたくさん自生していたので、それを料理して食べましたが、あんまり私の好みではなかったので、今年は刈り取ることにしました。
今年の目標は、畑らしくするということなのです。
一部を残したりしていると、なかなか作業は進まないのです。

昨年まで、周縁部には紫色のセージが群生していました。
セージは花も香りもいいのですが、何しろ増えすぎてしまい、大変だったので、昨年、すべて根っこから抜いてしまいました。
そのせいか、今年はほとんどなくなってしまいましたが、なくなるといささかさびしい気がします。

セージは、抗酸化作用を持つ薬草としても有名ですし、ハーブティにもなります。
私はハーブはあまり好きではないのですが、セージやランタナの香りは大好きなのです。
それで、方針を変えて、今年はきちんとセージを育てることにしました。
放置するのではなく管理するということです。
畑の一画をきちんとセージ畑にすることにしました。
これは非常にいい考えです。
セージを退治すべき野草と考えれば、そこを畑にするために手間暇かかりますが、群生地をセージ畑と考えれば、手間暇はほとんど考えなくてもいいのです。
つまり発想を変えただけで、何もせずに、畑が広がったと言えます。
こうやってローマ帝国は領土を広げてきたのだなと考えたりして、今日の農作業は幸せのうちに終わりました。
つまり、セージにわが家の畑では「市民権」が与えられたのです。
ちなみに、セージは、古代ローマ時代より薬草やお茶として使われていたそうです。

しかし問題は、昨年かなりのホロコーストをしてしまったので、セージがきちんと復活してくるかどうかです。
思いつきで、勝手に野草を絶滅させてはいけません。
畑から学ぶことは多いのです。

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