■ニムルド遺跡と辺野古の海
前のブログ記事をアップした直後に、メールが来ました。
まさかと思う人からのメールです。
そこに、こう書かれていました。
「何時も襟を正して!!!!読ませて頂いております。」
え! あの人が! とさらに驚きました。
人間は単純なものです。
このメールで、ブログを書く気が出てきました。
少しずつ再開していきますが、今日は、辺野古のことです。
というのは、先のメールをくださった方が、こう書かれていたからです。
鳩山由紀夫さんのことを書いたブログ記事へのコメントです。
今回の「鳩山由紀夫」に関する文面は目から鱗のもやもやが晴れた思いでした。「イスラム国」がメソポタミアのニルムド遺跡などを破壊しているようです。
今般の沖縄知事の動きもあの首相時代の鳩山さんの活動の流れにあると思っています。
駄目なものはダメと言って良いのだ。言うべきだと。
そして私たち一人一人が沖縄の基地を少しは考えるべきだと。
ニムルドの遺跡は、私の憧れですので、実に悲しい話です。
博物館のアッカドの彫刻などが壊される様子が放映されていましたが、やりきれない気持ちです。
こうした遺跡は、一度壊されたら、もう回復はできません。
遺跡よりも現在の暮らしが大切だという考えもわからないではありませんが、壊すことはないだろうと思います。
壊したらもう戻らないものもあるのです。
「イスラム国」の行動への、いささかの理解を、私は維持したいと思っていましたが、この映像を見て諦めました。
世の中には、壊してはいけないものもあるのです。
さて辺野古のことです。
基地建設の工事が始まりました。
住民の代表である知事とも会おうともせず、住民反対を無視した、力に任せての暴挙です。
長い歴史の中で育てられてきた美しい海が壊れだすのは、時間の問題です。
「イスラム国」の暴挙と、安倍政権の暴挙と、どう違うのか。
しかも、ニムルド遺跡よりも、辺野古の海の方が、もっと根源的な意味を持っているかもしれません。
ニムルド遺跡は過去を穢すことですが、辺野古の海は未来を穢すことなのです。
忌まわしさは、どちらにより多いか。
私には、もちろん後者の方が、より罪深い行為に感じます。
その動機においても、です。
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