■節子への挽歌2759:残された者の愚痴
節子
箱根に来ています。
恒例の企業の経営幹部の人たちとの合宿です。
今日の箱根は荒れ模様です。
こんなに荒れている箱根はめずらしいです。
昨夜、夜、胃が痛くて目が覚めました。
節子が隣にいたら、起こして、胃薬を持ってきてもらうところですが、不幸にして、もういないので、胃薬を自分で取りにいって飲みました。
伴侶がいないということは、こういうことか、とちょっと思いました。
今回はたいした痛みではなかったのですが、たいした痛みの場合はどうすべきかを考えているうちに、寝てしまいました。
朝、起床したら、痛みは消えていました。
これからこういうことが起こり出すのかもしれません。
やはり夫婦は先に逝くのがいいですね。
残された者の身にもなれと、節子に言いたいです。
今もなお、私は先のことを一切心配もせず、考えてもいませんが、少し考えたほうがいいような気もしてきました。
しかし、いまさらながらの感じもあり、施設には無理でしょうし、いざとなったら娘たちが看病してくれるかどうか定かではありません。
すべては、これまでの生き方の結果でしょう。
いまさら気づくとは困ったものです。
節子はちょっと早すぎましたが、たぶん安心して旅立てたでしょう。
私の旅立ちは、ちょっと心配です。
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