■節子への挽歌2772:悪いこともあれば良いこともある
節子
今日は読書できませんでした。
日中はお客様が来たので読書できませんでしたし、夜になったらまた「事件」発生で、何やら本を読む気がしなくなってしまいました。
それに、たった今、その当人から電話がかかってきて、いささか気分が滅入ってしまいました。
ヘイトスピーチではないのですが、まあ、その類の電話です。
私は、自らをかなりオープンにしていますし、好き嫌いもそれなりに明白にしています。
ですから時々とんでもないメールが来ますが、電話はあまりありません。
今回は、私が主催した会でのある人たちの発言が、ある人の気分を害したようで、その腹いせが私に回って来たようです。
かなり酔っているような電話でしたが、かなりの暴言を浴びせられました。
相手が、「あの発言はあり得ない、恥を知れ」というので、さえぎって、そんなことはないと説明をしようとしても、一方的に早口にヘイトスピーチです。
面倒になったので、電話を一方的に切ってしまいました。
こういうことがあると嫌になりますが、まあヘイトスピーチをする人もまた、追い詰められているのでしょうから、それも理解しなければいけません。
しかし、実に疲れます。
今日はそれだけではなく、もう一ついささか腹立たしいことがありましたが、悪い時には凶事が重なるものです。
しかし、うれしいこともありました。
昨日、知らない人からメールが届きました。
続けて、先のメールはアドレスを間違えてしまい、すみませんというお詫びのメールが届きました。
しかし私のアドレスを知っているということは、どこかで私と接点があった人のはずです。
いろいろと調べてみましたが、思い出せません。
あいにく、パソコンを昨年買い替えたので、それ以前のメールの記録はありません。
そういう時は、本人に訊くのが一番です。
今朝、返事が来ました。
6~7年前に開催した、自殺防止活動に関わる公開フォーラムに参加してくれた人でした。
参加申し込みを受けた人には、必ず私は返信をすることにしていますので、それでアドレスが記録されていたようです。
その人は私のことを少し覚えてくれていました。
妻を亡くしたことも、です。
そんなことまで、そのフォーラムで話してしまったのでしょうか。
あの頃は、まだ私は精神的にかなり危うかったのですが、何を話したのかいささか気になります。
実は、たぶん同じ集まりに、大阪から参加してくれた自死遺族の人がいます。
彼女は、その集まりに出て、何かをしようと思い立って、5年前にグループを立ち上げました。
苦労の甲斐あって、グループは軌道に乗り、結婚を契機に、その活動を卒業することになりました。
その岡崎さんが、来週は東京に来てくれて、湯島での集まりに話をしてくれることになりました。
私も、少しは役に立てたかもしれません。
そして、その直前に、同じフォーラムに参加してくれていた人と、偶然のアドレスミスでつながったのです。
なにかの縁を感じます。
その方も、岡崎さんのサロンに山梨から参加してくれることになりました。
なんだか、私には、少し報われたような気がします。
自宅に居た割には、いろいろとドラマのあった1日で、読書は全くできませんでした。
凶事のトラブルの方は、まあ少しやり過ごそうと思います。
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