■節子への挽歌2758:久しぶりの不忍池
節子
久しぶりに不忍池と上野公園に行きました。
といっても、オフィスからの帰りに、上野まで歩いたというだけのことですが。
久しぶりですが、だいぶ変わっていました。
桜もまだきれいで、見るでもなく見ないでもなく、桜の下を歩いてきました。
不忍池のまわりでは、この季節はいつも露店が並んでいるのですが、何やらどこも混んでいました。
節子はこの種の露店が好きでしたから、よく付き合いましたが、こんなに混んでいるのは初めてでした。
それに露店も以前に比べるととても多くなっていました。
一人だったので、露店の商品を見る気にもならずに、ただただ歩いてきただけです。
上野公園の桜は、最盛期は過ぎていましたが、まだきれいで、花見客もたくさんいて、ぶつかり合う感じでした。
外国の人が多かったのも印象的でした。
社会はどんどん変わってきていますね。
節子がいなくなってから、上野に来ることも少なくなりました。
美術展もコンサートも、縁遠くなってしまいました。
節子がいなくなってから行くことのあるのは、東京国立博物館くらいです。
世界が狭くなってしまっているのです。
困ったものです。
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