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2015/05/31

■コムケアサロン「貧困を考える」の報告

「貧困問題を考えるサロン」は途中までの参加も含めると14人になりました。
貧困への関心の高さがわかります。
見えていない人には見えませんが、きちんと生きている人には痛いほどわかる問題なのです。
もし皆さんが、「貧困」という言葉になにか感ずることがないとしたら、要注意です。
老後は不幸になるかもしれなません。

自立生活サポートセンター・もやいの理事長の大西さんの話はとてもわかりやすく、話し合いもはずんだので、30分以上も伸ばしたのですが、まだまだ話したかったという人が多かったです。
貧困問題からはいまの日本社会の実相が見えてくると同時に、私たちがいま正すべき課題も見えてくるような気がします。

今回は特にホームレス問題に関して、もやいが作成した「貧困問題レクチャーマニュアル」を使ってミニワークショップも組みいれてくれました。
たとえば、朝起きたら、家の前でホームレスと思われる人が寝ていたら、あなたはどうしますか、というテーマでの話し合いです。
自分の問題として考えると、問題がまた違って見えてくることをみんな実感したと思います。

ちなみにこのマニュアルはとても示唆に富んでいます。
自立生活サポートセンター・もやいのホームページからダウンロードできますので、多くの人に読んでほしいと思います。
http://www.npomoyai.or.jp/wp-content/uploads/2015/04/hinkonlec.pdf

私自身は、日本では、トリクルダウンの論理を使った、巧妙な貧困層の暮らしの市場取り込みの結果、逆再配分機能が発揮されて格差拡大が制度化されたと考えているのですが、そう考えると貧困層は「経済成長」のための不可欠な要素にされているような気がしています。
また多くの場合、住む場所(ハウスとホーム)こそが貧困問題を解決するカギだとも思っています。
必要なのは「雇用の場」ではなく「暮らしの場」だと思いますが、そういう意味から、貧困問題や経済の捉え方も見直していく必要があるようにも思います。

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