« ■節子への挽歌2790:DAXの死 | トップページ | ■節子への挽歌2792:実際に見える顔と写真の顔 »

2015/05/15

■節子への挽歌2791:死にふさわしい言葉は「無念」

節子
昨日訃報を受けた後、最後まで面倒を見ていたHさんと電話で話しました。
彼女にとってもあまりにも突然のことだったようです。

Daxは、男前に生きることを信条にしていました。
しかし、最後はちょっと手違いがあったようです。
いくつかのほころびが感じられます。
彼にしてもやはり、死に直面して、いささか揺らいだのかもしれません。
人であれば、それもまた仕方がないことかもしれません。

彼は献体を望んでいましたが、手続き的な理由で、それができなくなったそうです。
そうなれば、からの次の希望は「散骨」です。
日本海に戻るという彼の希望はかなえられるでしょう。

Daxの余命宣告から始まる展開から、さまざまなことを教えられました。
死は、まさに「祭り」なのだと思いました。
本人にも、周りの人にも。
しかし、祭りの気分の乗れない人がいます。
あるいは、本人自体、ある人との関係においては「祭り」にできないものがあります。
まだ直観的な理解にすぎませんが、そう思います。

Daxが、最後の別れの集まりに、私に来ないように言い、一言ぼそっとつぶやいた言葉が心に残っています。
彼はたぶん、死がお祭りであることを知っていたのです。
一度は、自ら命を断とうとしたしたこともありますから、死にはなんの恐れもなかったでしょう。
ただ無念だったとは思います。

節子もそうでしたが、死に当てはまる言葉は「無念」だけかもしれません。

Daxの冥福をいのるだけです。
最後に一度だけ、夢を見たと彼が話していたのが思い出されます。

Daxの遺したブログがあります。
http://blog.goo.ne.jp/kurara_77

|

« ■節子への挽歌2790:DAXの死 | トップページ | ■節子への挽歌2792:実際に見える顔と写真の顔 »

妻への挽歌14」カテゴリの記事

コメント

神崎さんの夢「ハンデのある方を旅行に連れて行きたい!」ですね。。。
やりたいことができそうだったのに、「無念」の一言でしょう。
身体が辛いながら、目をキラキラさせ前向きに話していました。
その後の余命宣告

佐藤様にはどのように話していたのでしょうか?
ゆっくり聞いてみたいです。
お会いできる日を楽しみにしております。
お忙しい中 お時間をとらせてしまい申し訳ございません。


ご都合のメールに返信をさせていただきましたが、届いていますでしょうか?

投稿: 端川 由紀代 | 2015/06/06 12:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌2791:死にふさわしい言葉は「無念」:

« ■節子への挽歌2790:DAXの死 | トップページ | ■節子への挽歌2792:実際に見える顔と写真の顔 »