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2015/05/04

■節子への挽歌2783:幸せな夫婦

節子
一昨日のオープンサロンに2組の夫婦が来てくれました。
ひと組は初めての参加です。
フェイスブックでサロンを知って、夫婦で来てくれたのです。
2組の夫婦のやってきた時間が違ったために、サロンはなんと4時間も続きました。
なぜか普段とは全く違った疲れを感じました。
いずれの夫婦も、とても仲の良い夫婦だったからでしょうか。

ひとつの夫婦は、2人である事業を起こそうとしています。
農業と福祉を重ねたような、大きな構想に基づいて、とても挑戦的なプロジェクトです。
少なくとも月に1回は湯島に来ます。
私は雑談相手ですが、最初の夢のような話がだんだん形になってきています。
これこそ私が目指している「コンセプトデザイン」なのですが。
2人の価値観は共通ですが、意見や行動の仕方はそれぞれ違います。
2人ともかなり個性的なので、自らの世界をしっかりと持ちながら、共通の夢を追いかけているのです。
とてもうらやましい関係です。

もう一組は初対面ですが、私が最初に知り合ったのは、奥さんの方です。
家庭内傾聴ファシリテイタ―として、若者や子供の支援をされています。
彼女が、今日、無理やりというか、あまり説明もせずにパートナーを同行して来たそうです。
パートナーは数年前に会社を辞めて電気工事の事業を起こして、一人で仕事をしているそうです。
一人でやっているので、組織的な管理の世界から自由になって、それはそれは幸せだと言います。
私も会社を辞めた時に、そうだったなと思いだしました。
幸せそうなご夫婦の姿を見ていると、どうしても節子を思い出させられます。
困ったものです。

もう一つ思い出したことがあります。
昔、節子とサロンを一緒にやっていた時、わざわざ足利から通ってくれていた保育園の園長夫妻がいました。
親の園を継いだようで、まだとてお若い夫婦でした。
なぜサロンに来るようになったのか全く記憶がありませんが、ある時からパタッと来なくなりました。
あの夫婦はどうしたのかと節子と話したことを思い出しました。
節子が元気だったら、探して訪ねていけたのですが。

そんなような、ちょっと今頃思い出して、気になっている人が何人かいます。
節子が元気だったら、そういう人を訪ねる旅ができたのですが。
いろいろと思うことがあって、一昨日は疲れてしまったのです。
その疲れが昨日も残っていたようで、挽歌をまた書けませんでした。

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