■節子への挽歌2784:節子への供物
しばらく挽歌を書いていなかったので、ついでにもう一つ書いてしまいましょう。
一昨日、北九州市の中嶋さんが湯島に来てくれました。
中嶋さんは節子もよく知っている蔵田さんの知り合いです。
蔵田さんが会社を辞めてさっさと戻ってしまった、福岡県の築上町のご出身なのです。
お2人と私とは、まったく違った関係で知り合いました。
中嶋さんは、私のホームページを読んでいて、蔵田さんの名前が出てきたので驚いたそうです。
まあ世界はそれほど狭いわけです。
中嶋さんは湯島に来るのは初めてです。
節子にはもちろん会っていません。
その中嶋さんが、奥さんに供えてくださいと、福岡の湖月堂の栗饅頭とぎおん太鼓を持ってきてくれました。
その気持ちがとてもうれしく、帰宅してすぐに節子に供えさせてもらいました。
一度も会ったことのない人からまで、しかも7年以上たった今も、お供え物をもらえる節子は幸せです。
それもまあ、私がこの挽歌を書いているからかもしれないので、私のおかげかもしれませんが、この挽歌を書き続けているのは節子のおかげなので、結局は節子が出発点と言ってもいいでしょう。
今日は、さびしく一人で、その栗饅頭をお相伴させてもらいました。
私たちには、縁側でゆっくりと日向ぼっこしながら、一緒にお茶とお菓子を食べる幸せはついに訪れませんでした。
池の見える縁側は、一応、つくっていたのですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌14」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌2800:不安や怒りのはけ口のような存在(2015.05.23)
- ■節子への挽歌2799:支えてくれる人が無性にほしくなりました(2015.05.22)
- ■節子への挽歌2798:来客の合間(2015.05.21)
- ■節子への挽歌2797:ひがみ根性を捨てなければいけません(2015.05.20)
コメント