■節子への挽歌2809:2度あることは、…3度はない
ちょっと心ときめいた話です。
4日前に、いつものように千代田線の電車で湯島に向かいました。
いつも始発なので、大体決まった席に座ります。
その日はたしか午後の2時ころに乗りました。
いつも座ったら本を読みだし、途中で寝てしまいます。
そしてなぜか下車駅の少し前の西日暮里で目が覚めるのです。
その日もそうでした。
生きて気づいたのですが、隣になんとなく気になる女性が座っています。
本を読んでいました。
なぜ気になったかというと、私の知っている女性を思わせるような雰囲気を感じたからです。
なぜそう感じたのかわかりませんが、なんとなく伝わってきます。
隣なので顔を覗き込むわけにもいきません。
下車駅で立ち上がって、上から見たのですが、もちろん私が知っている女性ではありませんでした。
でもどことなく心ときめかすものを感じました。
翌日、その日も午後のほぼ同じ時間に、同じ席に座り、同じ駅で目が覚めました。
なんと、昨日と同じ女性がまた隣で本を読んでいます。
蚊をきちんと確かめられないので本当に同じ女性かどうかは確実ではありませんが、雰囲気が同じです。
この日も本を読んでいました。
下車する湯島で、受けから見たら、たぶん同じ女性でした。
心ときめきました。
節子がいなくなってから、女性に心ときめいたのは初めてかもしれません。
しばらく前まで、シンクロニシティが頻発していましたが、最近パタッと止まっていました。
しかし、なんという偶然でしょう。
2度あることは3度ある。
もし明日も同じ人が座っていたら、声をかけるべきかどうか。
そして一昨日ですが、いささかの期待を持って、ほぼ同じ時間に同じ席に座り、また寝てしまいました。
そして運命の西日暮里駅で、やはり目が覚めたのです。
隣席はまた女性でした。
ほぼ同じ年齢の、スマホも化粧もしていない女性です。
しかし、残念ながら、これまでの2回とは違う女性でした。
雰囲気が違うのです。
顔を見えないのに、なぜか伝わってきました。
2度あることがあったとしても、3度目はないのです。
そして昨日の午後も湯島に午後出かけました。
西日暮里で起きたら、隣はスマホをしている若い男性でした。
ただそれだけの話です。
すみません。
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