■節子への挽歌2822:解けない問題
節子
時に、解けない問題を背負わされることがあります。
いろいろと考えても、どうしても解けない。
そうした場合の方法は3つです。
①誰かに解いてもらうように問題をゆだねる。
②自分で解けるように問題を組み替える。
③いそがずに解けるようになるまで待つ。
数学の難問と違って、人生において直面する問題は、ある人にとっては、いとも簡単に解けても、別の人には難解な問題になるようなものは少なくありません。
そうした問題の場合は①を選ぶことが大切です。
全ての問題を自分一人で引き受けるのは、普通の人にはできない話です。
しかし、その種の問題が得意な、あるいは解きやすい人がいなければいけません。
いなければ、そのまま自分で背負い続けなければいけません。
②は、私の基本的な問題への対処方法です。
しかし、問題をどう組み替えても、どうしても解けない問題が残ってしまうことが多いです。
その場合は、解けない問題を背負うことになります。
③は、緊急の問題の場合は選択できません。
というわけで、いま、私は、ちょっと解けない問題を背負ってしまいました。
一生懸命、解く方策を考えていますが、ようやく少し解き方が見えてきました。
問題を解くのではなく、問題を解けるように、自らを変えることです。
その過程で、これまでの自らの生き方やいまの自分の考え方を問い質しています。
なんとまあ、粗雑な生き方をしてきたことか。
自分のことは自分にはわからないとよく言われますが、まさにそのようです。
しばらく挽歌が書けなかったのは、その自問自答のためです。
私には試練の多い1週間でした。
解けない問題に取り組む試練はもう少し続きそうですが、試練は自らの気づきをたくさんもたらしてくれます。
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