■節子への挽歌2813:畑の恵み
節子
今年は畑にもできるだけ行くようにしています。
今日は3本のきゅうりが収穫できました。
雨が少なかったのですが、今年は水を忘れずにやっていたので、野菜はみんな元気です。
ただネギだけはあまり土をかぶせていないので、青い部分だけが育っていますが。
相変わらず少し手を抜くと野草と篠笹がすごい勢いで広がります。
前にも書きましたが、畑で少し休んでいると、その成長が感じられるほどなのです。
狭いとはいえ、50坪あるので、それはもう大変です。
道沿いの斜面の花畑も少しずつ復活させてきています。
節子がやっていた時は、コンクリート塊やレンガなどの宅地に放置されていたものを活用して、段差に境をつけたりしていましたが、長年放置していたので、それもいまや土に埋まってしまっています。
瓦礫であろうと、それを活かすのが節子の方針でしたが、なかには買ってきた造作物も出てきます。
整地していると、そうしたものが出てきて、節子のことを思い出させられます。
それにしても、農作業も花壇作りも、思った以上に大変な作業です。
節子がやっていたころ、もう少し手伝っておけばよかったと思います。
最近は、いろいろあって、心身の調子も必ずしもいいわけではありません。
しかし、疲れていても、畑に行って、少しだけ草刈りをし、草の上に座っていると気持ち的には落ち着きます。
両側を住宅に囲まれているところなのですが、幸いに一方が開けていて、わずかではありますが、手賀沼が見えるのです。
いわゆる「ハケの道」沿いなので、散歩で前に道を歩いている人も少なくありません。
その人たちのためにも、はやく花畑を復活させ、できればそこにベンチでもおければ最高ですが、そうしたことも節子がいなくなったので中途半端になってしまいました。
今日の収穫のきゅうりは見事です。
節子に供えた後、生でそのまま食べてしまう予定です。
来週はナスが収穫できるでしょう。
今年の畑作業は報われています。
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