■節子への挽歌2836:縁とは不思議なものです
節子
佐々木さん夫妻が訪ねてきてくれました。
韓国で活動されていた奥さんも、この秋にいよいよ帰国されることになりました。
佐々木夫妻とは、不思議なご縁で、夫婦それぞれとお付き合いがあります。
人の縁は、本当に不思議なもので、佐々木憲文さんとは私の友人がやっていたプロジェクトでお会いしたのですが、私たちをつないでくれた友人とは今はもう付き合いがなくなりましたが、憲文さんとはなぜかその後、縁が深まっています。
おふたりと話していて、憲文さんが生活面で私とかなり似ているところがあることがわかりました。
私がいま抱えている問題の原因にもつながる話なのですが、憲文さんも少し似たようなことを体験しているようです。
それは私たちがいずれもいささか「わがまま」な生き方をしていることにつながるのですが。
佐々木さんもそうだったのかと、変な話ですが、少し安堵しました。
それで、何か私たちはつながりを感じてきたのかもしれません。
実のところ、私と憲文さんには、付き合いが深まるはずもない相違点があるのです。
それは、憲文さんは大のお酒好きですが、私は反対の下戸なのです。
酒を楽しまない憲文さんの友は、私だけかもしれません。
佐々木典子さんは、私が応援していた認知症予防ゲームを韓国でいち早く取り上げ、広げてきました。
それを知ったのは、かなりたってからのことですが、その関係で、私は憲文さんとはまったく別ルートで縁ができたのです。
そういうこともあるのです。
佐々木ご夫妻は、東京に一緒に来ることがあると、いつも訪ねてきてくれます。
うれしいことです。
佐々木ご夫妻は節子の見舞いにも来てくれましたし、その後の私のことをとても心配してくれて、いろいろと元気づけをしてくれています。
数年前には韓国にまで招待してくれました。
節子に先立たれて、死んだような生き方をしていた私に元気を出させようとしたのだと思いますが、その恩にあまり報えられずに、韓国滞在中は、たぶん死んだようだったでしょう。
申し訳ないことをしてしまいました。
いまもって、生き生きと生きられずにいますが、佐々木さんたちが韓国まで引っ張り出してくれたおかげで、まあ死んだような状況からは抜け出られました。
佐々木さんたちに限りませんが、そうした人たちに支えられて、もうじき節子の9回目の命日を迎えられそうです。
今年の夏も、あの年のように、暑くなりそうです。
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