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2015/07/25

■節子への挽歌2854:最後の仕事

節子
今日は午後から湯島に行く予定です。
ちょっとハードなカフェサロンというのがありますが、節子もよく知っている杉本さんがスピーカーです。
ところが、昨日から今朝にかけて、3人の参加予定者から急に参加できなくなったとの連絡がありました。
時々、こういうことがあります。
欠席者が重なるのです。
あわてて、フェイスブックで呼びかけを行いました。
まああまり効果はないでしょうが。

杉本さんとの出会いは節子も一緒でしたから、節子がいれば誘ったところです。
その杉本さんも、最後の仕事に取り組みだしています。
「最後の仕事」が見つかった人は幸せなのかもしれません。
たとえ、その仕事が完遂できなくとも、です。
いやむしろ完遂できないほうが、幸せかもしれません。
最後まで前を向けていられたということですから。
それにまた、来世、生まれてくる目標にもなる。

節子は、最後の仕事は持っていたでしょうか。
私が知る限りありませんでした。
節子にとっての最後の仕事は、たぶん私を見送ることだったと思います。
しかし、立場は逆転してしまった。
以来、私は「最後の仕事」を失ってしまったような気がします。
途切れた人生には、最後の仕事など見つかりようもないのです。

最近の私の生き方は、いかようにも正当化できますが、やはり無節操で仕事になっていないというべきでしょう。
ただただ自分の生きる隙間を埋めたいだけなのではないかと言われても反論はできません。

しかし、やはり「最後の仕事」は決めたほうがいいかもしれません。
いつまでも生きてはいけないのですから。
それに世に生をうけた以上、役割が与えられているのですから。

杉本さんもそうですが、先週、湯島に来てくれた京都の高林さんも「最後の仕事」に取り組んでいます。
その活動ぶりは見事としか言いようがありません。
彼女と会って、もう1年近くなると思いますが、半端ではないのです。
杉本さんもそうなのですが。

「最後の仕事」
さて何を最後の仕事にしましょうか。
この夏の課題にしようと思います。

さて、ちょっと早いですが、そろそろ湯島に出かけましょう。
もし3時半からの集まりに来られる人がいたら、飛び入りでぜひお越しください。
杉本さんの最後の仕事に、少しだけですが、触れられるかもしれません。

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