■節子への挽歌2853:フィレンツェ
節子
梅雨も明けて、夏が来ました。
今日も朝からうだるような暑さです。
隣の柏では、恒例の「柏まつり」です。
娘の連れ合いの峰行が、お店を休業して、そこに店を出すことになりました。
6年ぶりだそうです。
普段はお店では出せないようなものを出すのだそうで、その料理はもう前から決まっていたようです。
先ほど、これから材料の買い出しだと言って、わが家にも立ち寄りました。
娘も手伝いに行くそうです。
節子がいたら、絶対に行くでしょう。
節子はこういうのが大好きでしたから。
節子がいなくなってから、私はお祭り自体に行かなくなりました。
ハレの場は、私にはあまり居心地のいいものではなくなったのです。
ちなみに、葬儀もまた、ハレの場です。
しかし、今日は本当に湿度も高くて朝から汗がでます。
わが家はほとんどエアコンを使いません。
今夏もまだ一度もエアコンは使用していませんが(必要な場所に設置されていないからでもありますが)、今日はさすがにかけたくなります。
むしろ熱気にこもった祭に行けば、暑さは吹き飛ぶのかもしれません。
家でうじうじしているから、暑いのかもしれません。
しかし、この暑さの中、畑にも行きたくはありません。
ところで、峰行が柏まつりに出店する料理は、フィレンツェの名物ランプレドットのパニーノだそうです。
私は、名前さえも知りませんでしたが。
フィレンツェは、私が行きたかったにもかかわらず、ついに行けずに終わった都市です。
節子は友人たちと行っていますが、節子が描いたフィレンツェの大聖堂の油絵が以前はわが家の玄関に飾られていました。
そういえば、最近は違う絵になっています。
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フィレンツェもヴェニスも、ついに行けずに終わってしまいました。
フィレンツェとヴェニスの風には触れたかったのですが。
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