■新国立競技場のような些末な問題に騙されたくありません
新国立競技場の話は、知れば知るほど、すごい話です。
設計に数十億円かかるという話もすごいですが、契約価格は数倍になるのもよくある話というのも、すごいです。
関係者が、信じがたいほどに無責任というか、責任逃ればかりしているのも、すごいです。
安藤忠雄さんにはもう全くあきれました。
安藤さんに限らず、テレビに出てくる人たちが、みんな他人ごとに語っているのがすごいです。
財政がどんどん膨張していくのは当たり前ですね。
アスリートたちの発言も、私には非常に白々しく感じます。
お金にどっぷりつかった世界にいるとみんなおかしくなるのでしょうか。
まあたかだか2500億円ほどの話なので、私にはどうでもいい話ですが、こうした「瑣末な話題」のおかげで、原発とかTPPとか再軍備とか、憲法無視とかいう大事な話が、軽く扱われてしまうのが、恐ろしいです。
アスリートたちも、そうした大きな謀略に利用されているのか、荷担しているのか、わかりませんが、いい加減にしてほしいと思います。
そもそも私はオリンピックには大反対です。
あれはもう完全に商業化していますから、ローマ時代のサーカスでしかありません。
私にはアスリートへの敬意は全くありません。
ローマ時代の剣闘士ほどにも、私には評価できません。
非難されそうですが、そもそも彼らのスポーツ観と私のそれとはまったく違います。
お金まみれの世界から、なんで抜け出ないのか、私には不思議です。
問題を取り違いたくはないものです。
新国立競技場の問題など、どうでもいい話です。
だから安倍首相は、白紙に戻し、国民の声に耳を傾けているのです。
耳を傾けるべきは、そんな些末な問題に関してではないでしょう。
勘違いしてはいけません。
新国立競技場の問題が、連日テレビで報道されていますが、そうした陰で、大きなものが動いているのが恐ろしいです。
問題の質の違いを、私たちはしっかりと認識すべきではないかと思います。
やはり私たちが一番考えなければいけないのは、原発のもんだだろうと思います。
原発は、軍隊よりも巨大な暴力です。
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