■節子への挽歌2851:湯島の掃除
節子
暑い中を湯島に出てきました。
来客が来る前に、少し早めに来て、部屋の掃除をしました。
考えてみると、この部屋は節子がいなくなってから、あんまり掃除らしい掃除をしてません。
さぞかし汚れていることでしょう。
今日はファブリーズを持参して、まき散らしました。
掃除機が壊れていたので、スティックタイプのものを持ってきましたが、これもまたあまり使い勝手がよくありません。
そもそも私は、掃除が苦手なのです。
困ったものです。
ところで部屋のテーブルとイスは、このオフィスを開いて以来のものです。
なかなか気にいるのがなかったのですが、たしか朝日工業という会社のテーブルとイスが気に入りました。
古くなったので数年前に買い替える予定でしたが、節子の病気で延期になり、そのまま今に至っています。
一脚は壊れ、一脚はカバーに穴があいてしまいました。
さすがに買い替えたいのですが、ネットで調べても同じ商品は出てきません。
新しいものを探せばいいのですが、いまのものを廃棄するのも忍び難いものがあります。
これでも十分大丈夫だよと言われると、ついついその気になってしまいます。
しかし、やはりオフィスはもう少しきれいにしたくなってきました。
少し気分が前向きになってきたのでしょうか。
このオフィスは、いつかみんながシェアするコモンズ空間にしたかったのですが、なかなかそれが実現できません。
集まりの会費で、せめて管理費や光熱費をカバーできればいいのですが、それも難しいのです。
自発的に資金を振り込んでくれる友人が2人いますので、それで回っているのですが、そういう善意にばかりに依存しているわけにもいきません。
みんなでシェアする仕組みも、以前、本郷で試みましたが、見事に挫折したことがあります。
シェアするには、よほどの信頼関係や一体感がなければいけません。
なにしろ金銭が絡むといいことはないのです。
なにか良い知恵はないでしょうか。
そろそろ来客が来そうです。
さて今日はどんな話に出会えるのでしょうか。
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