■節子への挽歌2875:久しぶりのお墓見舞い
節子
久しぶりにお墓に「お見舞い」に行きました。
私も、内村鑑三にならって、これからは「お墓参り」ではなく、「お墓見舞い」と言うことにしました。
夏は暑いので、お墓に供花してもすぐにダメになります。
それでこの時期はいつも造花にしていますが、今年はユリをベースにしてセットしました。
そういえば、自宅の位牌の前にも、いまユリがにぎやかです。
娘たちが、それぞれに買ってきて供えてくれたからです。
たぶん予算の関係で、カサブランカではありませんが、大きなオリエンタルリリーです。
下の畑も花がにぎやかになってきていますので、それも活けたいのですが、いまは活ける場所がないほどです。
最近の猛暑は、気をつけないと花もダメになります。
朝夕、自宅に居る時には時間をかけてたっぷりと水をやります。
だいぶ水やりのコツがわかってきました。
今日は我孫子駅にも行ったのですが、駅前花壇に花かご会の人が水やりをしていました。
この時期は作業日以外も当番で水やりをしているのでしょう。
私も昔、節子に頼まれて、水をやりに来たことが一度だけあります。
それを思い出しました。
今日は自動車だったので声を掛けられませんでしたが、暑い日の水やりは結構大変なのです。
見えないところで、まちを支えている人がたくさんいるのです。
まちだけではありません。
人も同じです。
節子がもしずっと元気だったら、そういうことへの私の感度は高まらなかったと思います。
どれだけ私は節子に支えられていたのか。
節子がいなくなってよくわかりました。
そして、すべての人への感謝の気持ちも高まりました。
人の不在が教えを与えてくれる。
これも節子から学んだことです。
暑かった1日も、夕方には涼しくなりました。
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