■悦子への挽歌2894:オレンジな節子
節子
今朝、しつらえた精霊棚にまた花が増えました。
隣のMさんが、今年も花を届けてくれました。
もう8年もたつのに、毎年、必ず花を届けてきてくれます。
節子と、さほど親しかったわけではありません。
なにしろ転居してきて、すぐに節子は発病しましたから、2~3年の付き合いでしかありません。
にもかかわらず、毎年、忘れずに花を届けてくれるのです。
節子が声をかけていた娘さんも、もう大きくなって、道であってもわかりません。
近所づきいというのは、やはり女性の世界で、節子がいなくなってからは、会ったら挨拶するくらいのお付き合いなのですが、お盆には必ず花を届けてくださるのです。
今日は私ではなく娘が受け取ったのですが、
お母さんはオレンジ色のイメージだからと、今年もまたオレンジ基調の花にしてきてくれました。
いまから思うと理由がよくわからないのですが、私も実はオレンジな感じがしているのです。
しかし、節子が実際に好きだったのは、真紅のバラと純白のユリでした。
でも真紅も白も、節子のイメージにはちょっと合いません。
そういえば、これまで写真を撮って置いたことがないので、写真を撮ることにしました。
わが家が用意した花が少しかすんでしまいます。
明日にはもう少し花もにぎやかになりそうですが。
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