■節子への挽歌2883:季節外れのさつまいも
節子
今日、畑にさつまいもを植えてきました。
完全に季節はずれです。
昨日、湯島の集まりに節子もよく知っている渕野さんが、焼き芋を持ってきてくれました。
本郷3丁目のマルエツで売っている人気の焼き芋だそうです。
なんで夏に焼き芋?というのがみんなの反応でしたが、夏でもよく売れる美味しい焼き芋なのだそうです。
でも正直、渕野さんの好意には感謝しますが、今回に限って言えば、あんまり美味しくありませんでした。
渕野さん、すみません。
ところで、それで思い出したことがあります。
毎年、福岡の蔵田さんが、小国のさつまいもを送ってきてくれます。
電子レンジで、簡単に焼き芋になるというものです。
毎年贈ってもらうのですが、わが家では実はあまり人気がありません。
それでまあ、周りの人へと行くわけですが、差し上げた人はとても喜んでくれます。
でもわが家では必ず毎年、一つ残ってしまい、気がつくと芽が出たりしているのです。
わが家は、みんな焼き芋が好きではないのかもしれません。
今年もまさに、そういうのが一つ残っていました。
どうしようか迷っていたのですが、いっそのこと、畑に植えてしまおうと思い、2週間ほど前から庭に出しっぱなしにして、芽の生育を促していたのです。
今日はそれを持ち出して、畑に植えてきました。
そもそも本来の植え時からは3か月近く遅れています。
さてどうなるでしょうか。
意外とおいしい芋が育つかもしれません。
節子がいたら、植えさせてもらえなかったと思いますが。
ちなみに、ジャガイモは今年はかなりとれました。
放射性汚染が気にならないこともなかったのですが、まあいいかと思い食べてしまいました。
しかしお裾分けするわけにもいかず、いまなお残っています。
これもまた来年の作付け用になるかもしれません。
畑には、できるだけ水やりに行っていますが、1日でもさぼると確実に影響が出ます。
野菜はまあいいとして、花が枯れてしまうのです。
農業をやっていると、人は必ず勤勉になるものです。
それにしても、野草は駆っても刈っても出てくるのに、植えた花はなぜこんなに弱いのでしょうか。
それが不思議でなりません。
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