■節子への挽歌2893:お盆の準備
節子
久しぶりに大宰府の加野さんから電話がありました。
私より一回り上なので、もう80代の後半です。
お元気です。
お元気な理由は、一つです。
以前お会いした時に、先に逝ってしまった娘さんの供養をしなければいけないので、ともかく元気でなければいけないと言われました。
それが加野さんが元気で居続ける理由ですが、その言葉は、私に対する元気づけの言葉でもあります。
佐藤さんも、元気にしなければいけないでしょうというメッセージです。
加野さんが、もうじき奥さんが戻ってきますね、と言ってくれました。
お盆が近いのです。
加野さんは、いまも毎月、大日寺に娘さんに会いに行っていることでしょう。
娘が仏壇に代わって、節子を向ける棚をつくってくれました。
わが家の場合、節子はいつも「ここ」にもいるのですが、お盆の時には精霊棚にするのです。
畑からとってきたわが家の花に加えて、節子の好きなバラを娘たちが供えてくれました。
昨日まではユリが香りを振りまいていましたが、お盆はバラがメインのようです。
今日は杉野さんのところに行けなかったので、節子の好物の梨は供えられていませんが、代わりに畑で採れたジャンボキュウリを供えました。
お盆の精霊棚では、キュウリはお向け用の馬の役割です。
今年は、キュウリも帰りの牛用のナスも、馬や牛にしないで、そのまま飾り、終わったらちゃんと食べようと思います。
考えて見ると、それが合理的です。
お盆の準備もできました。
明日は迎え火です。
もう8回目のお盆です。
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