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2015/08/22

■ちょっとハードなカフェサロン「マトリックス人間学」の超私的報告

今日の「ちょっとハードなカフェサロン」は、「マトリックス人間学」がテーマでした。
人が仲間と一緒に社会にダイナミズムを生み出していく構造を考える視点を、長年の実践で検証してきた、椎原さんがお話をしてくれました。
そのダイナミック・マトリクスを丁寧に説明してくれた後、そのマトリクスのど真ん中にあるのは何かが、最後の椎原さんの問いかけでした。
実は私はお話をお聞きする前から、そのマトリクスに「いのち」を与えるのは何かを質問しようと思っていたのですが、逆に質問されてしまいました。
私はこれではないかと思っていたことがあるのですが、椎原さんは、そこに入るのは「モノ」だと言うので、わからなくなってしまいました。
無念なことに私は答えられませんでした。
他の方の答えも、「当たり」とは言ってもらえませんでした。
椎原さんの答えをお聞きして、それはないだろうといささか過剰に私は反応してしまいました。
そして反論している途中で、椎原さんに乗せられているなと気づきましたが、もう引き込めなくなってしまいました。
そういえば、25年前も、こうやって私は椎原夫妻の挑発に乗っていたなと思い出しました。

議論はかなり盛り上がり、ヘーゲルとかニーチェとか実存とか、難しい発言もありました。
いささか難しい議論もありましたが(なにしろ「ハードなカフェ」ですから)、難しくない発言もありました。
栃木から4時間かけて参加してくれた早川さんが、ご自分の物語を語ってくれたのです。
これだけでは参加されていない方には伝わらないでしょうが、生活視点で概念や枠組みの意味を再構築するという点で、私は多くの気づきと視点をもらいました。
時代の流れを変えるのは、生活視点をしっかり持った人の日常生活だと私は確信しています。

そもそもこのサロンは、「人間を起点とする社会哲学」が基調にあります。
人間を基調にしている以上、常に生活視点がなければいけません。
その意味で、私には早川さんの発言は大いに触発的でした。

椎原さんのマトリクス人間学のスキームは、まだ公開されていません。
椎原さんたちが立ち上げた「事業創造協議会」起点となるプロトコルだからです。
ですから、ど真ん中に入るものは何かもここでは書くのは避けたいと思います。
しかしそのうち、完成度を高めて公表されるでしょう。
ど真ん中の「文字」も、変わるかもしれません。

なにやらわけのわからない報告ですみません。
初めて参加してくださった方が、酒も飲まずにこんなに楽しい議論ができるとはと喜んでくれました。
その方は会社を定年退職で辞めた後、起業しました。
会社時代には扱えなかった「安全で安心なもの」を扱う会社をつくったと言いました。
実に素直な人です。
この言葉をテーマにサロンをしたい気持ちです。
4時間かけて2時間のサロンに参加してくれた早川さんは、来てよかったと言ってくれました。

椎原さん、そして、死にそうなほど暑い中を参加してくださった皆様、ありがとうございました。
20150822


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コメント

 佐藤さん、こんにちは。
 「マトリックス人間学」の中身とは少し外れますが...。


 >椎原さんの答えをお聞きして、それはないだろうといささか過剰に私は反応してしまいました。
 >そして反論している途中で、椎原さんに乗せられているなと気づきましたが、もう引き込めなくなってしまいました。
 >そういえば、25年前も、こうやって私は椎原夫妻の挑発に乗っていたなと思い出しました。

 率直な感覚として暫くぶりにエスト[est:Erhard Seminars Training](日本ではフォーラム)の体験者(多分?)によるプレゼンに接したとの想いを深くしました。それはある種のダイアローグの技法(様式)で、中観論にも相似する部分が多々あり実のところ座標(図表)についてはそれほど重点をおいていないのですが、受け手があまり座標の解釈に勤しんでしまうとあらぬ方向に誘導されてしまうことになりかねません。
 日本において所謂ニューエイジ・ムーブメントはエサレン・インスティテュート(70年代後期)を淵源とするライフ・スプリングが後に上陸したエスト(フォーラム)との交流(80年代中期)を経てコーチングの本格的な展開(90年代初頭)へと繋がって行きます。80年代をこの潮流の渦中に少なからず浸かっていた身として、何か過去の亡霊に邂逅したような心地になりました。
 それでも、当時の残影にも重なりますが、エントロピーの増大状況のコントロールに関し、散逸構造の中に何らかの脈絡を見出そうする試みは人間界(意識界)の事象に限定するならば可能性があるのではないかと思っています。

 また、会いましょう。

投稿: 向阪夏樹 | 2015/08/23 11:29

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