« ■節子への挽歌2948:書くことの効用 | トップページ | ■節子への挽歌2950:再会のためにしておくこと »

2015/10/01

■節子への挽歌2949:読書の秋

節子
最近どうも本の世界にはまってしまいそうです。
現実からの逃避姿勢が強まっているのかもしれませんが、そこに広がる世界に魅了されていると言ったほうがいいかもしれません。
節子がいたころは、自宅で本を読むことはめったにありませんでした。
しかし最近は、疲れて在宅していると、ついつい本の世界にはまっているのです。
やらなければいけないことは、それなりにたくさんあるのですが、まあ気分が乗らなければできないのが私の習癖なので、どうも読書が優先されがちです。
いささかわが人生にとっては、異常かもしれません。
宿題を先延ばしにしている相手の人が、これを読むとまずいのですが。

読書と言ってもきわめてランダムです。
半分は以前読んだ本の読み直し、半分は図書館に頼んで探してもらった本です。
昨夜から読みだしたのは、熊本の宮田さんから教えてもらった「里山のガバナンス」です。
気になっていましたが、やっと手に入りました。
読み出したら、実に面白く、寝不足です。
もっと前にこうした本を読んでいたら、私の人生は大きく変わっていたでしょう。
やはり知は、世界を広げてくれます。

遅まきながら、丸山眞男や柳宗悦も読み直しています。
以前読んだ時には、あまり興味を感じませんでしたが、なぜか今は面白いです。
その体験から、ポランニーやオルテガも読み直すべく、机には積んでいます。
最近出版された本も、そうした合間に読んでいます。
友人知人が出版した本を送ってくれるからです。
そこからまた、むかしのテーマを思い出して、本を読みだすこともあります。
知の世界は、知れば知るほど、無知の世界が見えてくる、際限のない世界なのです。
一度はまってしまうと、アリ地獄のように、抜け出せない世界です。

節子がいなくなってから、止めてしまったことは多いですが、始めたこともあるわけです。
節子がいたら、こんないい季節に、本など読まずに、紅葉狩りに行こうと誘ってくれたことでしょう。
誘ってくれる人もないので、この秋は読書の秋になりそうです。

|

« ■節子への挽歌2948:書くことの効用 | トップページ | ■節子への挽歌2950:再会のためにしておくこと »

妻への挽歌15」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌2949:読書の秋:

« ■節子への挽歌2948:書くことの効用 | トップページ | ■節子への挽歌2950:再会のためにしておくこと »