■節子への挽歌2976:節子への電話
節子
いまでもまだ、節子に電話がかかってくることがあります。
セールスの関係が多いのですが、今日は資産活用のお誘いでした。
資産活用や先物取引、株式投資などは、普通は私あてにかかってきます。
私は、そういうのに結構乗せられるタイプなのですが、いまは幸いなことに「資産が皆無」なので大丈夫です。
いまかかってきた電話は、なぜか節子をご指名でした。
節子さんはいますか、と訊かれました。
男性でしたが、なれなれしそうな電話でした。
もしかしたら、節子の友人かもしれません。
それで話を聞くことにしました。
今ちょっといないのですが、と答えると、いつごろ帰りますかと訊かれました。
しばらくは帰らないと思いますと答え、それでどういうご用件でしょうかと、また質問しました。
そうしたら、株式投資のいい話があるのですが、というのです。
残念、やはりセールスか、とちょっとがっかりしました。
それで、女房は全く関心がないと思いますよ、と答えました。
そうしたら、相手はいろいろと話し出したのです。
めんどうになったので、女房には株式投資をするのは無理だと思いますので、切らせてもらいますと言って、電話を切りました。
相手はまだ話し続けていましたが、切ってしまいました。
娘に話したら、またきっとかかってくるよ、きちんと事実を伝えれば、かかってこないのに、と言われました。
しかし、私としては、嘘を言ったつもりはないのです。
さてこういう時にはどうすべきでしょうか。
後で伝えておきますと言って、用件を聞くのもいいかもしれません。
これも嘘にはならないでしょう。
まあ伝えるのはかなり先にはなりますが。
それにしても在宅していると、この種の電話が本当に多いのに驚きます。
固定電話は、もうやめたい気分になるほどです。
電話セールスを禁止してもらえないものでしょうか。
ちなみに節子宛てのDMもまだ来ます。
世の中には無駄な活動をしている人たちが多いようです。
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